fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

いつまで

帰りの電車。
中村文則の本を読み終えて、‘赤黄色の金木犀’を聴きながら、窓の外を眺めてふと。

これからわたしはこの先ずっと2ヶ月に一回そうとう白々としてしまった白髪を染めなくてはと気に病んで
これからわたしはこの先ずっと1ヶ月に一回あぁもうすぐ月のモノがきて薬害ロキソニンと知りながらそれを飲んで
これからわたしはこの先ずっと働かなくては、ずっと痩せなくては、ずっと明日何を着ればいいのか、ずっと日焼けが、ずっと残高が、ずっと肘がぶつかってる、ずっとめんどくさい、ずっと不機嫌、ずっと理不尽、ずっと運が悪い、ずっとずっと


思いめぐらせたら、死にたくなった。