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everywhere I'll go

NHK「Mr.Children SONGSスペシャル」を見た

よせばいいのに見る。
見終えた後に思うことは大体予想はつくことでしたが。

曲について。
ほれ「Starting Over」でしょ?「足音」じゃないでしょ。
というか、「Starting Over」が「足音」の踏み台になるところだったって、正気の沙汰じゃない。
そもそもあんなにフューチャーされる曲か、「足音」って。
好いですか?アメリカの歌なんて聴いたことないからわからないけど、もう詞がまったく、入ってこないし。
このアルバムの中に入って、やっとこセーフ、ですよ。
この曲を当初聴いて伝わったことといえば「桜井さん、相当お悩みあそばした歌なんだろうなぁ」ですかね。
それでこれ・・・という。その「苦悩」の部分は伝わりましたけど。
あとは「Mr.Childrenが1位になれなかった曲」で、わたしの中でほら見たことかと、いよいよ自分の感性に自信を持った曲ではあります。あえて前向きに得たことと言えば。
とりあえず、よかったよ、「Starting Over」メインで番組が終わってくれて。
「やっぱりミスチルの歌っていいね」で終わってくれて。
サンキューNHK。受信料払ってる甲斐が初めてあったよ。

歌入れについて。
うらやましいよね。あんな、あんなこだわって、何度もやり直してもだよ、誰一人舌打ちしないものね。
「すみません、もう一回この提案書書き直さしてください」とかさ「あのぉ昨日だした見積もり少しだけ直したいんですけど」とかさ、そんなこと、50手前の昨今の中小企業のサラリーマン、言えないもの。
それはさ、いくらいい提案書出そうが、見積もり出そうが、利益はハナクソ程度。お前の満足なんてどぉでもいいんだよ、とりあえず期日までに出せばいいんだよ、の世界ですから。
でもさ、桜井和寿がやり直して、出来上がったものは、ン千万、ン億円のお金が動きますからね。
そりゃあね、どうぞどうぞどうぞどうぞ、いくらでも、納得いくまで、最悪発売日延期でも、それがまた、宣伝なったりしてーなんちゃってー、の世界の頂点におられるお方ですからね。
「苦悩」」とか「壁」とかいう言葉を深刻なBGMに載せて煽られてもだな、「サラリーマンの方がつらいっす」だし、つらい先には「達成感」が残るわけでもなく「残った住宅ローン」と「これからの学費」ですからね。
まぁ、たけしがいつか言ってたけど、やりたい仕事やれて、何が苦悩だと思うわけですな。
ですので、心から言える言葉は「お疲れ様ですね」しかありません。

他3名について。
「コバタケがいなくなって4人の音」とかおっしゃってましたけど「コバタケがいなくなって桜井和寿がリーダーになった」というだけで、下位チームの役割は現状維持ですよね。
NHKも「4人でMr.Children」をなんとか強調したかったんだろうけど、どうにもこうにもテレビの力を総動員しても、3人のていたらくっぷりがただただ露呈するばかりで、ほんと、なんか、なんかすみません、という空気がゆらゆら漂うばかり。
「会社員」とか「しゃべる役」とか「しゃべる人を抑える役」とか、仕舞いにゃあ「こだわりありません」って、潔いよね。もう、ミュージシャンじゃないっつってるもんね。自白しましたもんね。
あそこまで言うなら、5年後のドキュメントでは「たまたま桜井とお友達だっただけで」10年後には「僕たちただのバックバンドですから」とか言って欲しいね。
わたしがあの3人に向けるまなざしは「宝くじに当たった人」に向けるそれと同じです。
飯尾じゃないけど、ミスチル募集しねぇかなぁ。

以上。
これといって、目新しさとか発見とかないドキュメンタリーでした。

そういえば、「コバタケ抜きのミスチルだけのドキュメント作れるのかよ」と息巻いた記事を7年前に書きましたが

NHKスペシャル「メガヒットの秘密~20年目のB'z~」を見た

作れるよね、桜井和寿さえいれば、いくらでも画が持ちます。

とりあえず、桜井くん、おつかれ!
このアルバムのクオリティ、これからも保ってくれたまえ!稼いでるんでしょ!よろぴくね!