fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

フジテレビがいるよ

ゴミ箱に投げ捨てたファンタジーをゴミ収集車に持っていかれ追いかけたら足を踏み外しベルトコンベヤーからスカイダイブした先で吹き出た泥水に浸かって見上げると荒れ茂る木々の暗がりに蜘蛛をみつけ気持ち悪っと殺虫剤をシュっ。
といった日々を送っていました。います。いきます。これからもきっとずっと。

フジテレビをちらっとちらっと時間にすると正味10分。27時間中の10分。
おもしろくなかった。
ただつけっぱなしにしておく、ということにさえ耐えられないほどつまらなかった。
毎年、なんだかんだけっこう見ていた、去年までは確か。
なのに今年はこんな感じで、愕然。
フジテレビに、テレビに愕然、ではなく、自分の老いに愕然。
そうだと思います。
お台場を擁護する気はないが、きっと原因はこちら側。
そういうところまできてしまったのです、わたしは。

さっきヨルタモリ篠山紀信が出ててサンタフェの未公開写真を持ってきてた。
そんで目の前に大人になった当の宮沢りえちゃんがいると。
異様。
昔とはいえ自分の裸の写真をおっさんたちがあーだこーだ回し見している。
それを本人も気にせず「あのころはさぁ」だとか「そうだよねぇ」とか、そこには恥ずかしさとか照れとか微塵もなく、むしろそんなテンションであるほうがおかしいかのような、それは、運転免許の写真や卒業アルバムの写真を見られてる人以下のテンションしかなかった。
異様な世界。
と、思ってしまった、わたしはもうテレビなんか見る資格はないのでしょう、と愕然。

気づけば、我が家のHDDの自動録画は、わたしの分で「メンタリスト」と「HELIX」、母の分で韓流ドラマが6本。以下余白。
終わってしまったの。わたしが?日本のテレビが?

テレビ好きだったのです。もう死語であろう、正真正銘のテレビっ子だったのです。
であるからちょっと寂しくなっただけ。

よくある話さ。