fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

安らげる場所

さて。

セレブな会社でうつむいて労働している。

たとえばあたしの住んでるところはある人の実家だったりすること。
遠いところから来てるのねぇとかわいそうな目をされること。
たとえばコート掛けにはカシミアかファーばかりであたしのアクリルやウールや毛糸が目立ち過ぎてしまうこと。
たとえばランチに誘われ気軽にいっちゃうと1600円の坦々麺や2600円の牛丼がその店の最安値だったりすること。
たとえば財布の中の1円玉と5円玉が邪魔だからあげますよと差し出されてしまうこと。
カード払いが出来ないところだとおつりがこれなんですよねぇと。
だったらツリはいらないと言えばいい。
だったら夏に武道館に持っていったらいい。

昨日、氷結3本もヤケ呑みしたのに、微かに頭痛が過ぎるだけで、何も起こらなかった。
ただただ、カロリーを摂取しただけだった。

楽しみはウシジマくんだ。

と言ったら男が
「へぇ・・自分より下の人間の話を見るっていうのは安心するもんね」
だって、
だってよ。
バカだと思うこの人。
知ってたけど。

あそこに出てくる登場人物のクソ以下の一生懸命さと愚かさに共感し尊敬し、
それを無のまなざしで眺めるウシジマの恐ろしい優しさに安堵するのです。

そうでなきゃ、こうでなきゃ、困るんです。
ああゆうのばっかりじゃあ、こういうのもないと、持って行き場がないんです。

単に生きてる。それのどこがいけないのか。