fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

あの時のあの曲がさ

最近なんども再生しては泣いてしまう動画があります。後半はオリジナルみたいなんで、特に見る必要ない。とにかく前半の4分間弱。泣く。

叫ぶ!いつかちゃん

神聖かまってちゃん」って、たまに雑誌で取り上げられてて、とにかくタイトルが「みんな死ね」とか「ともだちを殺してまで」とかもう、そんな物騒な言葉を並べられただけで、そそられてはいたのだけど、まぁ、今更こんな若者っぽい音楽に手を出すのも、ねぇ、四十路だし、ねぇ、と、めんど臭がってたら、この前、深夜の音楽番組にご出演されていたのを偶然お見かけしたのでありますが。

んー、たぶん、いい歌なのか・・・と頭を翳めた途端、あちゃちゃちゃちゃぁ感だけが残り、んー、まぁ、これが真髄なのかな、このバンドは、そうか、なら、おばちゃんは大人しくそっと手を引くよと、何もなかったことにして、仕事をずる休みする日々を過ごしておりました。

そんなとき、今度はテレ東の再放送「モテキ」を偶然お見かけしたのです。
あーこれも気になってたやつだわーと、とりあえず見てみたらば、どんどんのめり込んでしまった。

どーしょーもない男と女が地面を這いずるように、終りの見えない惨めループをグルグルグルグルグルグルグル回って、気づけば知らぬ間にそのループは上昇してたみたいでした、と物語は言ってるみたいだった。

って、ちょっと見ただけで、これだけの想いが溢れてしょうがなかったので、DVD借りてちゃんと見ることにした。それに、途中で韓流ドラマでつぶされてなかなか再放送が再開されなかったので、ね、ちゃんと一気見します。正規のルートで。

そしてたまたま見たその回が好かった。
満島ひかりカラオケボックスで唄い叫ぶシーンだ。

いつかちゃんはいったい何をカラオケで歌うんだろう。
湘南乃風をパフュームを、バカみたいと言ういつかちゃんは。
そしてカラオケのモニターに映ったのは「神聖かまってちゃん」。
なに?また、でたよ、かまってちゃんだよ。

そしたらもう、このシーン、この歌声、この歌詞、何もかもが泣けて泣けて。
オリジナルのPVみたっけ、負けず劣らず、むしろいつかちゃんの勝ち。
何度見ても、釘付けになってしまう。泣けてしまう。

それにしても、この、かまってちゃん、やはり騒がれるだけあって好い歌だと思います。
いろいろPV見たけど「23歳の夏休み」っていい歌だわー泣くわー、って思ったら、どっっかで聴いたことあるべやーつて、この前深夜のテレビで唄ってたやつだった。

だから尚のこと、あのテレビのは、ちょっと残念な気もするのだけど、何を言う。
好い歌ならば、ちゃんとどこかでまた聴くことになって、そしてやっぱりちゃんと感動してしまうものなんだなぁと感心したのである。
まさにこの「ロックンロールは鳴り止まないっ」の唄う通りであったのだ。

リア充」とか「非リア充」とか、何度その意味を説明されても、とうとうわからず仕舞いですが、この人たちの歌を聴いて40女がひとり感動したのである。
それでいいじゃないか。すばらしいじゃないか。

ドラムの女の子は大学の後輩みたいだ。
これまた地味でよろし。