fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

Mr.Childrenも死にました

酔っ払っているし眠いしあまり気分もよろしくない。
そんな日は出来れば寝たほうがいい。
それでもここへ来てこんなことをするにはわけがある。

Mr.Children、独立」(東スポ

昨日、夜、もはやどうでもいい男とカラオケに行った。
どうでもいいからすべてどうでもいい。
正直歌いたい歌なんてあるか。
無理やり搾り出して、じゃあせめて本人映像いわゆるPVが流れるやつにした。
イノセントワールドとクロスロード。
あぁ。
そのとき思ったのだった。
私はさらっと四捨五入して20年くらい前、この2つのPVを、ビデオテープが擦り切れるくらい
真夜中、こっそり、見ていたことを鮮明に、思い出した。
そしてまたさらっと言うが、どれだけ助けられたろうと、泣きそうになった。

助けられた。すがっていた。この歌に。あの頃。
それを思い出して、あぁ、もういいやと思った。
この人はおつりが来るほどやってくれた。
歌ってくれた。
すばらしい歌を。
たとえ最近の歌が吐きそうなほどどうでもいい歌だとしても、いいじゃないかと。
そう思ったら、泣けてきたのだ。

東スポの記事がどこからどこまで本当かは知らない。
もうどうでもいい。
言わせてもらうが、もう、桜井和寿には歌は書けない。
イチミリも描けない。
ソロになろうが、コラボしようが、「老害」といわれる日は目の前だ。

そうだ彼はもう死んだと思うほうがいいだろう。
それでも、あのすばらしい歌々が残っている。
おまけして「スーパーマーケットファンタジー」というアルバムまでは良としてあげよう。

それ以降は、もう、カスカスだ。
でも、それ以前は、もう、誰も追いつけない、程の歌を彼は残した。

家に黄色い封筒の安っぽい会報が届いていた。
パラパラパラとめくって、投げ捨てる。
毎回毎回こうである。

そう。
歌以外、全てどうでもいい。
ただ、好い歌を作って唄ってくれさえすれば良かった。
でも、あまりに長い間それを私は欲し過ぎてしまったのだろう。
けれど十分。充分だ。

好い唄ばかりです。「HANABI」までは。

長い間おつかれす。
リピートし続ける。死ぬまでそれで生きる。