fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

緑色のくすり

 出会いも 別れも 知らぬまゝ 流れるうたをきいていた

1日中、頭が痛くて、だるくて、顔も火照って、確実に熱があるとは思っていたが、それでもせっかく来たのだから、早退などするまじき、と踏ん張りまして、飯くって、風呂入って、ブログやって、バファリン飲んで、湯たんぽ背負って、絶対絶対明日は休まない。
病気で休むなんてもったいない。休むなら、断然ズル。オンリー、ズル。

体調の悪いときに、冷たい風に吹かれて「花の匂い」なんて聴いたら、染みるのだった。
あの歌には「死」という言葉が透けるから、大切なモノが消えてなくなったらと余計な想定をしてしまうのだった。たとえば桜井さんが死んだらとか。

体に効く歌を聴こう。

「トライアングル」というドラマをもう見るのはやめたのですが、歌は好い。
小田和正大先生。
この人の声はもう神憑ってますが、声にも増して、歌詞が青年期で成長が止まってる。

プツプツ切れる歌唱法があまり私の好みではないけれども、あの人の、若いミュージシャンの受け入れる姿勢も好きである。
若造って迎合するでもなく、さりとて、オレの大きな器に乗っかれ的な大御所ぶりもない。
無邪気に褒めたり、音楽を愛する一ミュージシャンとして負けず嫌いっぷりも露わにする。

正直、子供染みた変なおじさんだ。上司にいたら、やりずらいし面倒臭いだろう。
そんなおじさんだからこそ、淡い花びらに乗った朝露のような、草原を渡る風のような、真朱な夕日の帰り道のような、そういう青々とした若葉のままの心の歌を紡ぎだせるのだろう。

「風のようにうたが流れていた」は名曲中の名曲。
今日はこれを寝る前に服用。