fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

ギブ

どうせ駄目ならやってみよう
数え切れぬ絶望を味わった夢を追う旅人

という歌に背中を押され、好きな人に電話をしたのは、いつのこと。
いまならきっぱりつっこむ。
どうせダメなら、やらないね、めんどくさい。

さて疲れておる。異常に疲れておる。
会社の隣のあほオババがもうほんっとにほんっとにはらたつのり。
むかつきと疲労と元よりこの腐りきった性根もあって、もうもう無理だ。

あほほど暑いので、一束で髪を結んでったわけね。
なんつっても、そうさな、半年は美容院行ってないのでね。ぼっさぼっさで白髪だらけだ。
でも黄色いゴムしかなくて、10秒躊躇して、ま、いいや、と。

したら「なんか‘ゆばあば'みたい」と言われたまず。
あたしより2コ上のあたしよりドラえもんよりのおばはんにだ。

次に「あ、輪ゴムじゃないんだ。とうとうそこまで終わったのかと思った」ときた。
あたしより2コ上のあたしよりドラム缶よりのそのおばはんにだ。

彼女は3ヶ月前に人生で初めての彼氏ができたのだそう。
5年間片思いしている人から告られたのだそう。
そしてもうすぐけつこんするだそう。
そしたら仕事も辞めるのだそう。

だからなんだってぇの。

恋人ができると女は、なんでも許せるわってマザーテレサ的な視界になる。
それはよし。
同時に、だから皆もあたしのように広い心をお持ちなさいって押しつけ伝道師になる。
それはなし。

逸れた。
腹の立つことを書くと憤慨が再生されてブログの法則になぞるようにもれなく話が逸れる。

ともかく、あたしのこの腐敗臭はもう隠しきれてないらしいわよー、というお話。

めざまし大塚さんが「もうすぐ還暦で、ことあるごとに切なくてしょうがない」と言ったので、
代わりに泣いてあげた。
渡辺美里は懐メロしか唄ってなかった。
福耳にはぜったいぜったい杏子の存在も声も邪魔だと思う。

長く生きたところで、だ。