fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

レジ男

5時間も昼寝をしてしまった。
だからって無理やりにでも0時までには床に就く。

うちのダイエー松山ケンイチそっくりのキャッシャーがおるんでやんす。
ダイエー 松ケン 激似」で検索かければ、あたしの居住地が限定されてしまうんじゃないかってほど、似ている。
2ちゃんに「ダイエースレ」が立っているのなら、きっとそこで大騒ぎ。
mixiで「ダイエーコミュ」があるのなら、やっぱりそこでも大騒ぎ。
きっとそうさ。それほど似てるのさ。
おかあも「あれ、銭ゲバのコにそっくりじゃない?」と指を指して半笑い。
そのうち、やっぱりあたしに毎度のストーカー的恋心が芽生えた。
意図的にどんなに長蛇の列でもそのレジに並ぶ、かごの中は綺麗な感じにしておく、1000円代のお会計に万札を出しておつりもらう時間を長引かせる、なんなら化粧直しも厭わないってな始末。
だけどもね、毎日彼、シフトが入ってるわけじゃーないらしい。
調査の結果、金曜日は必ずいると判明。
しかし先週、勇んでいったら、いなかった。
代わりに柴田リエ似の「研修中」腕章をつけたおばちゃんがいた。
愕然。早くも、この老いらくの恋、終了か。
と、思わせ火曜にいったら、いらっさった。
マスクしとった。インフルったのか。
もちろんそんなウイルスまるだしのレジにはみんな並ばないんだけど、あえて、危険を冒して、並びました。はい、むしろ、喜んで。

大概、レジの若い男ってなると、半目で見るからにやる気がない、もしくは、俺様気分のどちらかの輩。
いつだったか、レジの途中で、あたしは自分が合びき肉とぶたひき肉を間違えていることに気づいて「あ、それ間違ってしまったんで・・・」と言いかけると、そいつは掌を私に向け「ちょっとまって!!」と。「俺のリズムを邪魔するんじゃねー」みたいな。「だからおめーはキャッシャーくらいしかできないんじゃボケ」とこっちだって言いたくもない職業差別的暴言を飲み込むことに。

ところが、この、松ケンキャッシャーは、違うのだ。
「いらっしゃいませ、お待たせいたしました」とソフトな声で始まり「ありがとうございました」ときちんと手を前に組みお辞儀で終わる。だからってちんたらしていない。一連の作業を、少し猫背気味で(これが私にとってまさに肝の姿勢!)、穏やかに終える。間違いなく、この子は、社会に通用する人間だ!顔よし、頭よし、心よし。がんばれ!

とね、声援送っちゃったよ。
この子とか言っちゃってるし。
多分、大学生だろうからねぇ。
何が、恋心でしょうかねぇ。

恋っちゃあね、先週の火曜日の朝、「昨日の小栗旬はかっこよかったなぁ」と満員電車の中、ユニコーンを聴きながら瞑想してましたら、一駅乗り越してしまいました。デヘ。

だからっていくらなんなんでも、小栗様似のキャッシャーはいない。
松ケン似、故に、キャッシャーなのです。

ねーっ。

相変わらずシアワセ。