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everywhere I'll go

おつかれやま

会社のおばはんが離婚をして、苗字が変わりましたというメールを、そんなに知らない社員にまでも送ってご満悦。
「みんなには無謀だっていわれまーす。いわゆるアドベンチャー離婚でーす。今後ともよろしく。」
きも。
49の、閉経した、サルみてーな顔したおばはんが。
てかいわゆるってなんだよ、世間の誰も言ったことねーよ。

家から歩いて30分のところに一人暮らしをし、家の合鍵をもち、毎週1回は夢の慶応に現役合格した息子のためにご飯を作りにいき、夫になんの落ち度もないが、そこそこ金を貰って、離婚して、アイムフリー!と騒いでいる。だんなはいつでも帰っておいでとのこと。
「今すごい幸せなんですよぉ、あ、でも、べつにこれまでも不幸ではなかったんですけどねっ」
「やっぱりぃ、震災があってこのままでいいのかなって、それで」
きたーーあゆ的離婚。
「でもぉ、野垂れ死にそうになったら、助けてくれるとは思うんですけどねぇ、テヘ」

てかそれ単なる家出じゃん。役所の戸籍係の手を煩わせた大掛かりな家出ごっこじゃん。

となりの新婚3ヶ月のかわいい女の子がうらやましいといっていた。
「だってぇ、もぉ、うざいんですよぉ。今月すべての週末を友達と遊ぶ予定いれたら、だんなが怒るんですよ」
すると離婚おばはんは言う。
「えぇ~、だんなさん、かわいそぉじゃぁん。遊びたいんだよぉ。夫婦でおでかけしてなよぉ」

てかこの際、言い方きもい件はおいといて。
あたしも2年くらい前にはそういっていたかもしれない。
だんなさんとデートしなさい、うらましいよと。
けれども今は「うざ、だんな、うざ。結婚して、毎日毎日顔合わせて、なおかつなんで週末も一緒にいなあかんねん、うざ」としか、思わなかった。
即座にそんな考えしか浮かばない自分が、なんともお疲れで、なんともやさぐれてしまったわねと、大人になってしまったわねぇと、感慨もひとしお。

てかほとんどの人が嫌で仕方ない。
周りの人間、ほとんど、めんどくさい。ひっくるめて、だれもかれも。

会社にいると、どんどん具合が悪くなる。
頭痛がひどい。
帰り道、家の近くの美容院の灯りをみたら、頭痛はすぅーと消え去った。

朝起きれない。
髪も半渇きの上、それをとかすこともなく、化粧もすることなく。
いまだ秋冬モノをきている。

会社の人たちが、へんな服をきた社員の悪口を言って笑っているのも、うざい。
いいじゃないか裸で来てるわけじゃねーんだから。

みんな、不快だ。
どれもこれもなにもかも、ただただ目に耳に入るものすべて、不快。

春も桜も日差しも風も何もかも鬱陶しくて仕方ない。
そんな私が一番鬱陶しがられていると思うことが、また鬱陶しい。

てか来週末は西武ドームだってさ。
アルバム発売前で、20周年にもなってないのに、そんな、やっつけ的な、ゲネプロ的な、そんなライブを、よくもまぁ、20周年つって、いけしゃあしゃあと。
それに行くしかないなんて、あたしもあたしで、まぁまぁまぁ。

夜眠れない。
厳密にいうと、夜寝る準備が面倒くさい。
顔、洗うのも、歯、磨くのも。風呂なんて朝、弁当なんて朝、起きれないくせにだ。
面倒くさい面倒くさい後回し後回しと、今日も荻原のゲームをやってしまった。
ロールケーキプレイングゲーム、やってしまった。
顔と歯をやっつけたら、寝よう。

てか最近加齢臭がどこからともなく漂う。
どこから、てか、ここから。

いつもすべてはなんもかも、ここから漂ってきている。

てかSPEC見たいわ。