どうしてそんなに冷たくできるの
Baby Rose 突然のさよなら
うげっ。ざっと見積もっても3時間は経っとるで。
なんか知らんが、YouTubeという文明の力で、失われた夢を探す旅に出てしまった。
マッチと明菜ちゃんのお歌聴きまくっていやした。
バカもやすみやすみにしなさいと。
好きだったわぁあの二人。
なつかー。そーよね、そーよね。
ベストテンはいつも一緒に登場つて、おそろのブレスレットつて、ヤンスタのドラマつて、
明星の対談つて、愛旅立ちいのちいっぱい恋をしますつて、ラジオじゃ出会いから物語へつて。
あー、いと、お懐かしいやぁ。
あの頃、明菜ちゃんかわいかったべなぁ。
大人になったら明菜ちゃんみたくなるんだー、いや、もう半分すでになりきってましてん。
あの頃、マッチかっちょよかったべなぁ。
今じゃあんた、ジャニーズ取締役ですって奥さん。あたしって見る目あったなぁ。
お小中学生だったのですけどね、あたしゃぁあの二人を見守ってましたよ。
けーっこん、けーっこん!とはやしたて、すでにおばちゃんまっしぐら。
とにかくうれしくてねぇ。二人の幸せこそが私の幸せ、なんて。
けな気でいじらしいコドモは願っていたのだけれど。
淡い夢の最後はあまりに無慈悲なかたちで消え失せ、
あのニュース速報は少なからず、今の私を形成する一端となっているのではないかと。
なぁぁんでだめだったのかしらねぇ。
と、あたかも二人を引き合わせた親戚のおせっかいおばちゃんの態。
ともかく、80年代を生きてこれたってだけで、あたしの人生、儲けもん。