fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

「Birthday/君と重ねたモノローグ」を聴いた

冷静に言いたい、本当は。

しかしながら、Windows10の無料更新を失念してしまい、スマホからのこれに、酔いどれからのこれになることを、加味してほしい、未来の私よ。

桜井和寿は終わったのか。

改行すると1行空く、なんでだ。まあいいや。

終わったのかっていうと、私からすると、多分、終わりました。

何十回とリピートして聴いたけど一向に何も入ってこない。何回聴いてもサビさえ口ずさめない。のんべんだらりとした、どっかの誰かのブログで読んだフレーズが繰り返される。

この前のアルバム、酷かった。タイトルさえ浮かばない。Reflectionは良かった。ホッとした。復活したか!と。でもその後のアルバムも、そんで最新がこれなら、じゃあReflectionは、昔書き溜めたやつをすべて吐き出しただけなんじゃないかと、今は確信している。

「おばさんさぁ、酷いって、どう酷いんだよ」と、ミスチルファンから問われる。TomorrowNever〜やinnocentworldでシャン・シャシャンな手拍子をする人たちに問われる。いいよ、わからんで、と、思う。

酷いよね?オレンジなんたらってアルバムから酷くて、それでも、助ける歌が数曲かあって、なんとかここまできたけど、前回のアルバムなんてタイトルさえ思い出せない、あれ、酷かったよね?ほいで、今回のシングルなに?歌詞は言わずもがな、いよいよメロディまでも。なんたらのモノローグって、ラスト、あんなに引っ張るような、余韻をもたせるような曲か?あれ、笑うとこ?

僕に翼はないってなに?毎日が誰かのバースディって、讃えようって、何?なんの宗教?冗談でしょ?

誰かのどこかのブログの言葉をかき集めたような、歌詞のあとに、意味不明な引っ張ったアレンジ。怒りさえ。

ドラえもんのせい?だとしたら今の小中学生舐めてないか?今どきの十代がこんな童謡みたいなのに心掴まれると思ってるのか?

でも私は、48歳の私は、お金を払って買った。うすうす、うすうす、気づいていた。こんな感じかな、と。この調子で次のアルバムが出来上がってたとするなら、期待はできない。でも買う。何故なら惰性。選択肢がそれしかないから。今更、他にはいけないから。

言えるのは、ミスチルのアルバム買うなら、キングヌーのを買え、と助言したい。上辺だけの売れ線音楽を書いたらこんなカッコいいのできましたってアルバムの方がまだいいなんて悔しいけど、あっちの方が少なくとも腹は立たない。魂の叫びです!って言われて一ミリも響かないよりはましです。

たかが音楽で、おばはん、騒ぐなよ、と。否、私には、人生の唯一の拠り所だったんだよ。今ならわかるのだけど、きっとそれは禁じ手だったのだと。私はあまりに桜井和寿の歌に寄りかかり過ぎた。彼と同年代だというのに、縋り過ぎた。

でも大丈夫。

桜井和寿の音楽が死んでも、桜井和寿か死んでも、私の人生が終わらない。なら、罰を受けるように日々消費するように生きていくしかない。全部呑み込んだ。

これからも、買うよ。しょうもないとわかっていても、CDを、チケットを、買うよ。

終わったのは、きっとこちらなのだと言い聞かせて。

お互い、ごっつぁんです。