fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

FIGHT CLUB

駐車違反のジャガーのボンネットにジャンプして踊ってた
荒っぽいステップで
まるで路地裏のヒーローを気取って
惨めな気分を踏み潰してた

わたしはまた1曲1曲、ここに連ねて残す気なのか、違います。
ただあれです、残ったら、残すだけです。

いいよ。なんか、いいよ。この部分。

すっかーーっとしたのと同等の、時にはその倍の空しさが揺り返す、あの瞬間、あの止められない、止めたくない馬鹿馬鹿しさ。

99年にこういうことができる年齢でしたかみなさん。
わちゃわちゃしてたわぁ。
たしか99年はあれだ、創価学会の男にとっつかまって、カウントダウンはそのお友達(非ソウカ)とその彼女、4人でカラオケしてたような。
そのお二人が美男美女でさぁ、イケメンでさぁ、で隣のソウカ男が、サッカーの岡崎みたいな顔した男がニコニコ座ってんのよ。
これこそわたしの世紀末だ。
ソウカで岡崎似(当時はホリケン似と思っていた。フ。どっちもどっち。過去も未来も美化できないものはできない)これが、わたしの99年のしめくくりだ、って、やけくそになってたなあ。

誰とも戦ってなかったけどね。戦ったつもりもなく、結果、負け戦に参加させられたという。
ならなくてもいい、惨めさの中、気づかないフリして、とにかくわちゃわちゃしてた。
だから「孤独がいちばんの味方だった」。

まるで違うんだけどね。
たまに、いや、きっと殆どまるで違うんだろうけど、桜井くんの作る歌は。
何言ってんの?ってくらい違うんだろうけど。

それでも、1曲の中に散りばめられたたくさんの言葉の風景のどれかに、だれかしら、身に覚えがあるように作られている。

そういう歌が帰ってきた。
馬鹿馬鹿しかった頃にも、笑えない頃にも、そういう歌をずっと聴いてきた。
また聴けてうれしい。