「腑に落ちないぐらい我慢しなさい、青春なんだから」
結構やっぱりクドカンドラマは面白いかもなと思った。思えました。
まあたぶんいいと思います。
ただ他があまりにひどいドラマばっかりなんでもうよくわかりませんが。
信長協奏曲なんて歴史コントにもなってない。あれならムロツヨシ「新解釈・日本史」でいいだろ。
Ｎのために？どうみても「白夜行」の劣化版。
もうあとは言うに耐えない。
まぁいいや、一通り言った。
買うから、「足音」。
惰性だってエネルギーだ。このエネルギーが私に残る最後だ。絶やすことないように、買う。
あぁ、そうだ。
最近衝撃的な書き込みを見つけたのだった。
“サザエさんにイライラすることが多いです。
マスオの実家にはほとんど顔も出さず、いい歳してカツオとケンカして、特に美人でもないのに、優しい夫と素直な息子と自分の両親と実家でぬくぬく。フネさんが現役で家事してるのに、サザエ自身も専業主婦して、たまにデパートで大量消費。
日曜の夜だからか、明日からの仕事が憂鬱な自分にはキツイです。”
多分にもれず、私もサザエさんが嫌いだった。見てなかったしばらく。
でもその理由は「全体に漂う幸福感」というだけだった。
そりゃマンガですし、あの手の、昔からあるやつはみんなそうだろうけど、その、「大人が幸せそう」という設定がどうしても見るに耐えなかった。
それだけだ。
それがもう、サザエを「いい歳」とか「美人でもない」とか「専業主婦」とかそこまで掘り下げて、実在する人物として想像力を働かせたことはなかった。
「のび太、あんたドラえもんいるだけでウラヤマしいよ」までだよ所詮。
あぁ、すごい、この書き込みした人と語りたい。私なんてぜんぜんまともじゃないかと何度も何度も読み直してしまった。
きてますな、相当。
最近なんて、見てるもの。「カ、カツオ・・・」って絶句するもの。
逆に死期が近いんちゃうかと心配だわ己が。
死期、ね。
昨日、サイゼリアのおかしな匂いのするチーズ料理と薄い白ワインで酔った帰り道。
久しぶりに新宿東口を横切った。大ガード、小滝橋通り、西口と東口を通り抜ける意味不明な小汚い小径。交差点。
あぁ、私は、いい人生だった。
誰も何も覚えていないだろうし、全ての人をぶっちぎってきた私がいうのもなんなんだが、
楽しい人生でしたみなさん。
ワーキャーワーキャーやってましたなぁみなさんと。
今の労働場、じいさんばっかでね、リハビリセンターで働いてるみたいで楽チンなの。
そこにさ、２０代の女の子２人もいるんだけどさ。
何やってんのよ、おねーちゃんたちって思うのよ。
大きなお世話だけどね。「私生活充実してんじゃぼけ」って言われそうだけれどね。
でもさ、労働場ってのは１日のほとんどを費やす場所ですよ。それをこんなところで消費していいのか、若者たちよ。
数打ちゃあたる派な私ですから。数打ちまくってね、疲れ果てて、このリハビリセンターに流れついて、結果、振り返れば、いい人生でしたのよ。
よく、明日は来ないかもしれない、とか、だから今を大事に、とか言うじゃない。目の前に居る人大事にしろ、とか。今日を後悔しないようにしろ、とか。
わかってんのよ、そんなの。ただね、もう、生きてるだけで今、疲れちゃうの。ただ消耗するだけで精一杯。１日を終えるだけでよくやった自分、なのよ。
そんなこといちいち、言われなくたって、肝に銘じなくたって、ただギャーギャーやって好き勝手、犯罪犯さない程度で生きてたらね、ほれ、まったく後悔などしない人生になってるものなのよ。
幸せでした、本当に。
みなさん、ありがとうございました。
父は遺書を残さずに死んだ。部屋も片付けず、もう一切合財そのままで死んでいった。
もっと生きるつもりだったのだろう彼に、悔いはなかっただろうか。
会社からちょっと歩くとスキーウェアーやらが売ってる店が立ち並んだ街にでた。
昔よく父と来たところじゃん。もう一度スキーぐらい行ってやればよかったかな。
でも、まぁ、後悔するくらいが丁度いい。
後悔するから、あまり好きになれないままだから、父を思い出すんだ。
後悔の何が悪い。
死んだ日より誕生日を覚えておこう、それより。
