一番きれいなものってなんだろう
一番光ってるものってなんだろう
僕は探してた
探したわぁ～っ。
一番安くファンデとパウダーを買うには楽天のどこのショップで買えばいいかを。
送料・手数料、いろいろもろもろ含めたら、一体どこがお安いのだろうと。
探して探して探し疲れて、また明日にしましょう。仕事中にでも探そう。
もう無理をするのはやめよう。
まったくもう、一体全体、私は３９年も生きてきて、何を己を試そうみたいなことをしようとしてんだか。
宝くじだって１口も買ったことないのに、何を最後の大博打とか言ってんだか。
今日、久しぶりにひとりで映画を観にいきたくてね。
でもね、我慢したのですよ、男が飯行こうっつから。
したらドタンバキャンセルっすよ。
仕事だとか言ってましたがね、そんなん実は昨日からわかることだったんじゃねーの。
ただただ、あんたの見積もり、甘かったんじゃねーの。
ともかく、時間も仕事も人生も、全ての見積もりが常に甘いのである。
この前もね、あと３０分待っててと言われてね、結局１時間待たされたんですけどね。
あ、別にそんくらいいいじゃんかって？
あのね、毎度毎度なんですよね。
やつが１５分といえば、３０分、１時間といえば２時間。
いつぞやか、あと３０分、あと１５分っつってね、しょーみ４時間待たされたこともあるんです。
ここ１年間、ずっとその繰り返し。
そんな歴史の中の１時間です。
そん時ブチ切れたらね、別に待ってなくていいよ、と逆切れされましてね。
むかつくってより脱力ですよ。
ばれんたいんでい、だってね、チョコケーキをふて腐れながらも、半分義務感で作ったんですよね、あーだこーだいいながら。
でね、あげたですよ。
でね、その夜、やっぱり、なことを言うわけよ。
「娘がさ、どうしても食べたいっていうから、半分あげちゃった。おいしかったって言ってたよ。娘もさぁ、去年まではよく作っててさぁ・・・」
脱力。
嫉妬とかじゃさらさら今さらねーわけ。
たださ、あげちゃうんだ、やっぱり、みたいな。
つかさ、自慢とかしちゃうんだ、やっぱり。
きもいっちゅうの。
そして、あたしはこのバカ親子と一緒に住むのか、と。
同居。
３年待つとか言ってたくせに、結局１年も待てなかった男。
「３年待ってたら、それまで想いが続くか自信がなかったんだ実は」
とか、おっしゃってましたね。
脱力ですよね。
最近、もう、何も言い返さないし、何の注文もつけない。
脱力。
否、脱するほどの力なんてもうないんです、ハナから。
それをね、私はね、どんだけ自分を過大評価してしまったのでしょうか。
いろんなことを、見て見ないフリをしすぎてしまいました。
あいすみません。
帰りのラッシュの地下鉄。
ドアにへばりつく私の目の前に貼られたシール広告。
「断捨離～がんばって収納しているものはなんですか？～」。
ね。
