パソコン立ち上げて5分でネットに繋がらなくなってしまってね。
どうしたものかしらねぇ、困ったものだわねぇと、喜んでおりましたら。
ら、ケーブル抜き差ししただけで、調子よくなりましてね。
なっちゃっいましたので、ここへきた。
わたしは彼をとても愛しております。
ただわたしは、
彼のはったつちたいの息子も母親も嫌いであります。
一日も早く死んでくれないかと思います。
そんなのは愛じゃないね。
彼を産んでくれた母親を、彼の分身である息子を、
彼と同じように愛せないのなら、
それはそもそもその彼のことを愛してないんだよ。
と、声がしました。
他ならぬ、何年か前の私でしょう。
金曜の夜、酔って言い合いをして、ぼそりと彼がいいました。
「自分の幸せしか考えてないよ」と。
「あぁそうだよ。自分の幸せしか考えてないよ。誰だってそうだよ。
あんただって、自分の幸せしか考えてないから、浮気した妻とすぐに離婚したんでしょ」
その会話を最後にケイタイの電源は98%切ったまま。
2%で見た2件のメールにはキレてすみませんとあり。
着信4件あり。
しかしながらいまだ電源オフ。
本音で言い合えるなんて、なんて素晴らしいのでしょう。
わたしたちはきっとこの上なく愛し合っているのでしょう。
愛してるとか好きだとかだけではどうしようもないことがあるのですね。
39歳で知るにはあまりに遅すぎたようですね。
うすっぺらい人生を歩んできた、これが証拠。