「息子が車にひかれてこれから病院に連れて行きます」
おぉ
「ちなみに命に別状はありません」
あんだよ。
あーーーんだよ。
ぬかよろこびさせんなよ。
長生きしそうだもの、あの子。
しどい、あんた、しど過ぎる。
いたいけな、小6にして精神年齢4、5歳の、ハッタツチタイの子供にいくらなんでもしどいわ、あんた。
と、おっさるそこのあなたに送る、背筋も凍る3つのエピソード。
エピソード1
あたし、彼、彼の息子、3人、幕張SAにて
息子「なんかきもちわるい」
父「じゃあちょっとまってて、今、ごはん買ってくるから」
あたしと息子残される
あたし「きもちわるかったらこの長いすに寝転んでたほうがいいよ」
子(背中を向けて無視)
あたし「パパ呼んでくる?」
子(背を向けひたすら無視)
あたし(無視返し)
とつぜん、ラーメン店の行列に並び出す
あたし「パパにお金もらってくるからね」
戻ると、息子いない。
あたし、ちょっと彼にキレられる「パーキングの方探してきて!」
探す探す探しまくる、いない。
席に戻ろうとすると、すでに、息子と父はあっちむいてほいで遊んでいた。
私「みつかったならケイタイに連絡してくれても」
彼「いや、戻ってくるかなと思って」
息子、急に元気を取り戻す。
父「きもちわるかったら長いすに寝転んでな」
息子「うーーーん」とごろん。
父としゃべっている間も、なぜか私から視線を外さない息子。
たまに私に笑いかけさえする。話もかけさえする。
その帰り。
父「楽しかったか」
息子「うーん、また3人で来たーい」
父、満足気に私を見る。
後日。
姑「3人でこの前出かけたとき、仲間はずれにされたって言ってたわよ。本当はパパと2人で行きたかったんですってよ」
エピソード2
彼の自宅居間にて
あたし「○○くんおはよう」
息子(おはこの背中無視)
あたし「おはよう」
息子ひたすら無視
あたし「おーはーよー」
息子、背を向けたまま、やっとの「はよ」
ふと、犬が、床にうんちをしていた。
あたし「○○くん、犬がうんちしちゃってるよ」
息子「(ちらっと床に目をやり)しらない」
少しして、パパやってきて「あーうんちしたかーー」
息子「わーーーほんとだーーーうんちだーー知らなかったーーー」はしゃぐ。
エピソード3
会社にて。
社員の家族たちが集まってワイワイやるというイベント。
父親が息子を同僚などに紹介。
皆に普通に挨拶。
取締役に息子を紹介する時になると、とつぜん息子は取締役に抱きついた。
「ボクこの人のコドモになるーーー」
取締役のおっさん、すっかり、デレデレ。
この取締役は妻との間に子供ができず不妊治療中だった。
ちなみに、「あなたといるときと、わたしといるときは、こんなにオタクの息子さんは態度が違うのよ」と泣く泣く訴えても「でもさ、現場を押さえてないからさ、叱ることもできないんだよね」。
だめだこりゃ。