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everywhere I'll go

やっぱり「仁―JIN―」は大したことないどころか稀少な大駄作だった件

今回のM-1の2つの楽しみ、一つ目の敗者復活枠というものがノンスタイルで埋まり、二つ目のナイツがその二人によって落とされた時点で、陰謀だこれは陰謀だと、ジャックバウアーでなくても気づいてしまうあからさまの展開に、私のテンションは萎え萎えのまま、最終回の9時を迎えたわけであるけど。

とりあえず今日までの毎週日曜日の1時間×3か月分の睡眠時間を返してもらえるかしら。

ハナからなんの期待もしてませんでしたけども、今日まで見続けた理由はだた一つ。
1話で運ばれてきた患者は誰でその患者から摘出された幼児はなんだったのか。

それだけでした。
それだけを知りたいがために、その答えを見るためだけに、今日に至りました。

あーちがいますね、すみません。
大沢たかおのかっこよさと、中谷美紀の美しさも拝んでましたすみません。
そいで今日もかっこよかったし、美しかったです。
これは確認いたしましたありがとうございました。

で?

答えよ。
答えをください。

原作がどんなだか知りはしませんが、なんなのあのラスト。
納得してたのは仁先生だけ。
そうなのか、そうだったのかって、いや、仁先生の推理はもういいですよ。

コナンにだって、ちゃんと「解決編」が用意されているのに。
あんな、体は小学生でも心は大人ってきもちわるい人でさえ、用意できるというのに。

で、誰だったのよ。何だったのよ。

未来に戻れるかとか、ミキがどうだとか、写真があーだとか、もうそんなことは中盤で辻褄が合わずに、グダグダってきていたのは気づいてたから、どうでもいい。

ついでに人間ドラマの行く末も、どこかでみたことあるような顛末をただ江戸時代という設定でやってるだけだなこのやろうって、気づいてたから、それもどうでもいい。

知りたかったのは、最初に提示された謎だけだ。

「あの謎はね、どうでもいいんだよ。このお話しのキモはそこにはないんだね。あの謎に翻弄された仁と彼に出会うことで人生が揺れ動いた人間たちの物語、そここそがキモなんだね。シロートだね君もね」

って、いうか、言ったか、そこのだれか、あそこのあいつ。
はぁぁぁ?
人間ドラマ部分が薄いから、もう、あの謎しかなくなってたんだっつの。

かっこいいとでも思っているのか、あんな、安いラストが。
視聴率いかったし、最終回もどうせいいし、だから、どうでもいいか、だって視聴率いいし。
てか。

あ。

仁先生が「これでよかったんですよね」って繰り返してたのはここに繋がってたのか。
「―だって視聴率よかったんですから」っていうメタファーか?

フ。(©コナンくん)

夢オチに匹敵する、近年稀に見る、大掛かりなずっこけドラマでありんした。