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everywhere I'll go

とりあえず今日を振り返る

今日起こった良いことにだけに(たとえ些細なことであっても)目を向ければ人生は幾分救われのではないか。

ということをミスチル桜井和寿に教わっているような気がしたから、例えば本日、わが身に降り掛かった些細であろうとも、良いことを思い出してみた。

今も思い出そうとしている。

良いことですか。

おかあに借金をして、氷結を4本買ったことだろうか。
極貧だったら、おかあに借金はできないから。

あとは。

あとは、今、生きていることだろうか。
生きていることがすばらしいことだとわかるのは、最期の時だから、除外したいのだが。

生命の喜びをかみ締める隙を与えられないほど、私は天にも見放されたような気がした今週だった。

通勤時、20分の徒歩がある。
無料シャトルバスに乗ればいいのだが、知っている人に会うのがいやだから、徒歩っている。
徒歩にすると、大きな川を渡る橋を渡らなければならない。
直射日光がひどい。私は、日傘をさす。
晴天の真冬の朝の黒い傘はハタから見たらきもちわるいがさす。
モリクミがもはや睫が人よりちょっと長いという唯一の長所にすがるように、私は人よりちょっと色白ということにすがっている。そうだそうだマツコデラックスと同じテイだ。
だが、人間だもの、日傘をたまに忘れる。
くもりだからいいと橋を渡ろうとしたとき、雲が切れる。
渡り始めると日が射す。
私は手をかざし、まるで、タイホされた人のように顔を隠す。
渡り終えると再び日が翳る。
同じことが今週3回、あった。

天にも見放されたかと思った。

私は、これまで、1年以上、同じところで働き続けたことがない気がするがそれで合ってますか。

ともかくそんな私が、全く意味不明な行動をとってしまう。

リーダーと呼ばれる人間がまったくリーダーとして機能していないと気づく。
そしてそれにより私がパツンパツンになっているのに気づいたや否や、クレームを入れてしまった。

これまでなら、そうさな、3年前くらいなら、私は黙っていた。
黙って耐えてマックスきたら、何も言わずバックれた。

それがどうだ。

最近、物申してしまっている。

今日も「ずっと考えていたんですけど」と切り出して、リーダーと呼ばれているその怠け者ケンショウカイリーダーに物申してしまった。

まぁ結局、ケンショウカイ相手なんで、あたしが物申しているときも、半目で、多分あらぁ、お祈りを心で唱えていたのだろうけど。

しかし物申してしまい、月曜日、上司を交えてと話し合いとか。
もう、いいよ。もう、どうでもいいわけ。

どうでもよくて、問題は、いつからあたしは、こんなに他人の怠けっぷりを遺憾ですっていってしまえるほど、おかしくなったかってこと。

痴呆だと思う。

人を不愉快にしてしまう人は想像力が足りない、要はバカなんですよ。
と、民生は言っていた。

馬鹿ってより痴呆なんだと思う。
気ばかり強くなって、喧嘩ばかりふっかける。

いろんな親切で優しい人からばっくれてきたことを振り返る。
ばっくれたのは、ただ面倒くさかったから。
さぞかし相手は不愉快に思っただろう、ショックだったろう。
いや、あたしなぞにばっくれられても痛くも痒くもないのが本当のところだろう。

私はわたしには、良いことなんて起きない。

「紹介したい人がいるんですよ」と27歳の女の子がいってきた。
「実家は医者で優しい35歳」。
「ただし、」ここからが長い。
浪人何年もして、国立入って、医者にはなれず、あげくダブって、今税理士の免許取得中の学生。
「芸能人でゆうと・・・ザキヤマっぽいです、おもしろくない、ザキヤマです」
アンタの山崎は好きだけど、ザキヤマっぽい、はどうなのか。
「おしゃべりなんですけど、つまんないんです」
そこまでいっても彼女は「どうですか?紹介しましょうか?」。
どんなセールスマンなんだ。
「逆にきくけど、もしあたしの立場なら、その人を紹介して欲しいと思う?」と訊いたら彼女は絶句していた。
彼女はもうすぐ大好きな人と結婚し、今の馬鹿会社を退職する。

傍目からみたら、そんなにあたし困っているのかな。
困らなければいけないのかな。だろうな。

それにしてもあたしの市場もずいぶん冷え切り凍りついた価格になったもんだな。

やっぱり今日起こっていた良いことなぞ、浮かばない、すみません、生まれてすみません。

死にたい。
否。
消えたい。

心より、24日のミスチル、という予定を立てておいて助かった2009年の終わり。

こんなに、切羽詰った感でライブに赴く人はいるのだろうか。
いればこちらまで。