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everywhere I'll go

アマチュアとマニキュア

本日ズル。
新しい仕事を検索してみて愕然。
愕然としてる場合じゃないんだよな、何やってんだろうか。
いつまでこんななんだろうか。

中居さんの「婚カツ」を最後15分くらいみた。
それだけで、もう、見なくていいと思うほどのシロモノだった。
それはそれとして、お見パーなるもの行ってみようかしらと思った人、多いと思う。
昔サクラで参加させられた私でさえ思っちまったもん。
わりーけど、中居さんとか、釈とか、こねーから。
あんなとこ、実際は、ふきだまりです。
だいたい、あたしみたいなのが行きたいって思ったくれーなんだから。

ノーカントリー」を観た。でもって、あー、またか、と。
ひどく期待してしまって、そうだよそうだ、コーエン兄弟って毎回こうだった。
ブラッド・シンプル」も「ファーゴ」も、最後は同じひとことがぼっそり口をつく。
“・・・・で、っていう”。

怖いよ。わかるよ。何が言いたいかって。
あの殺人マシーンの無機質さも、トミーリージョーンズの侘しさも、全てちゃんと伝わりましたよ。
後半、殺人シーンもなく、ただ、それを終えて、家を出てくる男が靴の裏を確認する、ってシーンとかもう、鳥肌でこえーし、つか、凶器がガスボンベって斬新でこえーし、セリフも「みんな殺す必要はないっていう」なんて、まぁぞっとしましたよ。
でもね、すべて、“・・・・で、っていう”。

コーエン兄弟の映画を観る度、こうなる。
あーそうさ、どうせ私はアマチュアのとーしろだよ。わかんねーよこういうの。わかるけど、言ってる意味はわかるけど、面白くねーよ。面白さがわかんねーよ。とやさぐれてしまう。

妹が「バーンアフターリーディング」観ようと息巻いているが、お断りしようと思う。

妹はハケンから大抜擢で社員になり、月50マンはくだらない稼ぎにつりあがったそうだ。
「会社の人たちとネットで、4000円分、マニキュア買っちゃった」
とメールがきたが、なんて、一昔のバブリーな会社なんだと思った。
外資だそうなので、本社はアメリカだそうなので、何が不況だよと思う。

そのメールがきた前の日は、母がメイベリン700円そこらのマニキュアを買うのに30分以上も悩んでいた。

どちらさんにしても景気がよろしい。
お金うんぬん以前に、夏が近くなって、マニキュアってところが、景気がいい。

私も負けてられねぇ、と、銭ゲバの原作、上下を買った。
まぁ、そりゃ、テレビの方が面白かった。
だって、マンガのプロでもマニアでもないから、浦沢直樹どまりのやっぱりアマチュアですから、あの画じゃ、どうもいまひとつ、伝わらない、あたしなんか所詮。まぁでも、あたしが生まれる前からあったマンガにしちゃーそら画期的だったんだろうし、風太郎の左右非対称のあの顔だけで、何かを訴えかけようっていうのもいい。それにラスト近くはやっぱり泣けてくるわけで、テレビドラマがどれだけ原作の意図を忠実に、現代の映像に蘇らせたかが伺える。

やっぱいいドラマだったな。DVD買うぞばかやろう。

なんでズルったかって、そら、あんた、「法定勤務時間を計算すると今週は20時まで、来週21時までの残業となります」ってメールが来る勤務先ってどないやの。
ともかく、派遣先と勤務先が違う、ですから二重ハケンなこの職場、ほとほとうんざりでございやす。
月に何千枚の契約書を処理せよという。するよ、できるよんなもん。
でもな、毎日毎日、何枚終わって、何枚途中で、途中の理由はなにって、報告しろってなにそれ。しかも3者にべつのフォーマットで報告ってなにそれ。3人でみろや。繁忙期になってそんなことやらせるのはなぜ?でもって、繁忙期にってひゃくぱーわかってて、新システム、新フローを、導入するのは、なぜ?

わからん。わからん。

「金がたまっていいじゃん」と外資系バブリーにどっぷり浸かった妹。
ハケンって金貯まらないねー」となんもしらないもうひとりの妹。
彼女は、短大出て、ずっとひとつの会社で正社員だったが、男と同棲して、ハケンになった。初めてのハケンが、私より200円高い時給なのに、仕事暇すぎて眠いといってて、うらやましいわねと話をしたばかりなんだが、お忘れですか。てか、貯まらないって、足りないってところで、悩んでおります私は。

能力もなく、不真面目な女は、やっぱりこうなるね、だよね。

この前、浅草寺行って、10円お賽銭を投げ入れ、手を合わせたはいいが、はてさて何をお願いしよう、いつもは、両親の健康、やら、恋の成就やら、そんな頃もあったよな、でも、まじで、ないぞ、なんもないぞ、あーどうすべ、すまん、神さん、今回はなんも出てこない、さようなら。

ってしてしまったが、あったよひとつ。
どうか、せめて今年中にでも、眠ったと思ったら二度と目覚めてこなかったよ的な、
本人も死んだと気づかないほどの、そういう朝の訪れを、私にお願いします。