fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

ケっ

毎朝、地元のしょぼい映画館の横を通るたび、ケっとなるポスターがある。
名探偵コナンのポスターだ。
苦悶の表情のコナンの横にひとこと「逃げられねぇ、か」と書いてある。
タイトルはといえば、左下にちっさくあるだけ。
何をかっこつけてるんだよ、小学生のくせに。いや、高校生か、どっちにしても、かっこつけすぎだろこのポスター。キムタク的かっこつけ方だ。この映画をつくってるやつらがかっこつけてる。そもそも、コナンは嫌いなんだ。人間的に嫌いなんだ。
そんでケっとなる。

ケっと朝からなったのは、エイベックス社長の松浦だ。
「傲慢になった」とか「金が人を変える」とか、松浦にだけには言われたくない。
いわば彼は6億5千万円で小室を買ったのだ。小室はえらい高利貸しに身売りしてしまったもんだ。もうこれからは、松浦の犬となり、下僕となり、搾り取られ続ける人生しか待っていない。だったら刑務所に入ってしまったほうがましだったんじゃないだろうか。よりよい音楽がかけたんじゃないだろうか。それとも小室に余計なことを喋られないように手元に置いておきたかったのか。ともかく、社長、今日のベックス株はどうでしたか。

ケっより、今は、へぇぇっ、だ。
オードリーだけは、イッパツ屋で終わって欲しくない。
悲しいかな人気が出れば出るほど、漫才を見ることができない。
屈折した破綻盛りだくさんの春日の「春日キャラ」も見逃せないが、私はなんつっても若林が好きである。若林がおもしろい。冷めた第三者的ツッコミで叩く、かと思えば、春日ワールドに浸かって腕を組む。単独ライブ行きたいのである。ミスチルよりはチケット取れるだろうか。

これまで、自分の周りにむやみやたらに積み上げてしまった、楽しいと思うことと、惰性でやっているだけのことを整理し、残すものと捨てるものをはっきりとさせれば、人生は幾分ましになるというブログを読んだ。

楽しみねぇ。惰性ねぇ。
それ以前に、やらなければいけないことしかないのだ、私の人生は。
ばぁい。