fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

淡金

うちの会社のW浅野な女がとうとう言ってた。

「・・・というわけだから、よろしこ」

「こ」って言ったでおい。
彼女そういやー浅野温子に似てなくもなくもない。
きっとあの頃似てると言われて、その道を進んだんだろう。
そのうち「~してちょんまげー」ってお願いされたり、「だしょー?」なんて同意を求められたら、私はどうリアクションしたらいいんだろう。
歳、ひとつしか違わない。信じられない。
けれどこのひとつが大きい。
バブルの頃、共学の地味な高校生なのと、ちゃらい女子短大生であるのとでは大きく違う。
今ならよかったと心から思える。地味な世界に生きてきて。

もとより地味な世界に浸かるその上に、最近じゃあ己から陰気を発しながら生きているからかどうか、いつの頃からか、淡々としている、と人から言われる。
淡々としなければ、生きていけないからなんだが。
顔を洗う前、お風呂に入る前、メンドクサイと言ったすぐ後、考えるな考えるなと考えて、なんとかやっている。
情熱的だよねぇと呆れられていたなんて、本人ももう思い出せないのだった。

映画をぜんぜんみていない。今の私には1000円だって高すぎる。
20世紀少年も10巻で停滞中。
金金金。

金ってのが出てきちゃったら、もう、何も書けない。