見たか、おっさんたちの雄姿を。
あれが、あれこそが、ロケンローなのだ、ドーンっ。
元々なんとなく、若さや瑞々しさからかけ離れたバンドではあったのだが、
正真正銘、寂れた男たちのバンドとなり、まさにいぶし銀。
もう加齢臭がムンムンなUNICORN。
川西くんは50の割りに一番シュッとしてた。
アベちゃんは、歌がうまくなっていてびっくりのよな、がっくりのよな。
テッシーは相変わらずのブサイクっぷりで、
EBIちゃんは相変わらずの不思議な王子っぷり。
民生の唄い方が、「とぅあまぁにぃあぁっとぅえもぉ」って、帰国子女が日本語の歌をむりくり英語っぽく唄ってるみたいな感じになってて、少々気にはなったが。
ひとり一人のキャラは立ちすぎ、個性ありすぎ、芸達者集団。
それが楽しい音楽という共通点だけで、ひとつになる。
まさに、これが、バンドなのだ、再びドーンっ。
ともかく民生先生が楽しそうで嬉しそうで、何より。
あのポツネン男は、バンドじゃないとダメなんだろうねぇ。
「すばらしい日々」は、当時、先に脱退してしまった、川西くんへ贈った歌なんじゃないかということもあって、それに川西ドラムでやったの見たことなかったから、なんか、泣けてくる。当時も染みたが、名実ともに中年になったUNICORNが唄い、名実ともに中年になった私で聴くと、一層、聴き流せない歌であります。
解散用ソングだとまんまと騙されていたのか、実はこれ復活用ソングでもあった。
16年の長きに渡るフリでした。
目立つと思って揃えたスーツが、他出演者全スーツで、インパクトはゼロ。
そういうオチもひっくるめて、UNICORN衰え知らず、の巻き。