昨晩、23時もとっぷり過ぎた頃。
母に「そいじゃおやすみ」といったら
「あんた、オバマさん、見ないの?」
「え?」
「1時くらいから、やるのよ、生中継」
「・・・寝ます」
次に父に「おやすみ」といったら
「お前、見ないのか、やるぞ」とテレビに映るオバマさんを指差した。
「やだよ!なんで見なきゃいけねーんだよ!」
どうなってんだ。
なんで、「見る」が前提なんだおい。
たとえば、昨日の夜、東京上空を彗星が飛び回るとか、日本がとうとう白夜になるとか、
そういうことなら、間違いなく睡眠を削るだろうが、
何が楽しくて、よその国の大統領の「今日からぼくちんがダイトウリョーだじょ」宣言を見なきゃいかんのだ。
それとも、なにか、その就任式に、ミスチルでも出て1曲唄うってのかい?
あーなら、見るね、いや、行くね、ワシントンへ。
すごいよ、えぇ、すごいことです。黒人がね、アメリカの、世界のリーダーになるんだから。
でもだからって、オレ様の貴重な睡眠を、易々とは渡せない。
じゃあ今晩、この時間まで、一体何をしていたかってと、ミスチルチケットの件。
あきらめきれぬ。
もう1日、行きたい。どうすれば、行けるか、定価で。
一般発売は今週末。これで、どうすれば、チケット取れるか、いや、捕れるか、獲れるか。
盗れるか、だけはせぬよう、いろいろと検索してた。
ミスチルのためなら、こんな睡眠くそくらえ、くれてやる。
こんなに行きたいと思ったツアーはない。
どうしたんだろ、もうすぐ死ぬんじゃねーか。
いよいよ本格的に「ミスチルしかないだけの人生」のはじまりか。