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everywhere I'll go

遠くへ

なんすか「SUPERMARKET FANTASY」のダイジェストが公式で視聴できるんですってね。
YOU TUBEいくと、「花の匂い」のPVやら、「エソラ」というPVも見れるみたいよ。
見てきなさいよ。見てきたらいいじゃない。

かんっがえられへん。

あたしなんかなぁ、「旅立ちの唄」以降のシングル、ここ1ヶ月以上、禁止。聴いてないもの。
だってあんた、今聴いたら、何を待ちわびればいいの。
何もないの、なーんにもないの。わかるかしら、そういう生活、人生。

そういうってどういうのかっちゅうと、たとえば今朝のお話。

駅のホームで電車を待っていたのです。
いつもの場所でいつもの通り先頭で。
線路をじっと見つめて、たまに空を見上げて、またうつむいて、耳には「Bird Cage」。
そうしたら、異様な動悸に襲われて、更年期か、いや、どうも違う。

電車が来たら飛び込もうと思っていたみたいです、気づいたら。
“思った”とはちょっと違う。
体が“やろう”としていました。
もうすぐ電車がくるというアナウンスを聞くと動悸は激しくなって、飛び込んだらどうなるか、飛び込むんだろうか、飛び込もうか、という感覚ばかりが体を廻りました。

変わらず「Bird Cage」は流れ続け、ちょっと神経を耳に集中させた隙に、電車が通り過ぎて、いつもの場所で止まりました。

今に至ります。

体が死にたがっています。

思うに、私の人生における桜井さんの歌はもはや生命維持装置。
褒めてないよぜんぜん。
植物状態のまま、意志とは無関係に、生きさせられているなんて、惨い。

そんなんでも飛び込まなくてよかったとおめでたくいられるのは、まだ聴いていない歌があるからで、そんなのを一分一秒でも先に先にと聴いてしまったら、人身による電車遅延でいろんな他人に迷惑をかける日が一分一秒ぶん、近づくだけだ。

「Bird Cage」っていい歌だ。
桜井さんが唄っているからこそ好いという歌がミスチルの中にはあるけど、これもその1曲だ。
桜井さんの歌唱、声、あってこその歌というのが特に好きだ。

この歌のここがいいよねと、この歌とあの歌も好きなんだよねと、
そうやって言ってる間に、電車も、あれも、これも、全部が通り過ぎていった。

そうやってきた。