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Mr.Children紅白出場を無理矢理熟考

ミスチルチケット全滅につき、今の楽しみといえばアルバムだけとなったのだけど、このアルバムもほぼベストのような装いを呈してきて、じゃああたしはなんのために生きればいいのだろうと、考えあぐねて思い出したのが、今度のアメトーーク!が黒沢ナイトだ、よし、近々はそのために生きよう、と雄たけびを上げようとしたが、それもそれで、あまりにつらいので、ここはどうでもよすぎるミスチルの紅白出場について考える。

今日アッコにおまかせを見た。今日っちゅうか毎週だ。あるか?だってほかに見るものあるか?あの時間。嫌いなアッコをつけてるしかねーんだ。そんでいつも見た後、後悔して不貞寝するという、愛すべき惰性的習慣。

その、おまかせで、紅白出場歌手特集みたいなことをしていて、最後の方に、Mr.Childrenいよいよ出場ということで、桜井さんの、あの、例の、「なんて幸せなんだろう」コメントを紹介したら、さっきまで文句タラタラのアッコが「かぁっっっこいい~!もう何もつっこむところはないね!」なんつって、もう石川遼をリョウタンと呼ぶときくらいのキモさで大喜び。「あたしたちなんかと(NHKホールで)歌ってくれるのかなぁ」「桜井くん会いたいわぁ」と乙女発言連発で、こっちはもう、いつあのおっさんが、桜井さんをカズタンと呼び出すかとひやひやだった。

その後、紅白を辞退した、B'z、サザン、宇多田、安室、竹内らのコメントを紹介していた。
「年末は稼動しない」やら「夏が終わってそういう気分じゃなくなった」やら「歌を作ってます」やら「生で歌うことに抵抗」やら。(ドリカム除外。この人らは今年だけだから。)

その時、ふと、思った。なんてカッコワリぃんだと。
年末稼動しねーって、あんたサラリーマンかよと。
夏が終わったからってあんたチューブかよと。季節労働者かよと。
歌を作ってますってあんたほかの三百六十何日、何してたん?と。
生で歌うことに抵抗ってあんたプロやろ、何年やってんねんと。

毎年ここに、プラス、桜井さんの「歌は戦うものじゃない」というコメントがあったわけで、
そりゃもう本当にかっこわるわるチームのリーダーこの上ない。

紅白に出ないことで得られるステイタスなんて、
紅白に出ることで得られるステイタスと同様、いまどき、皆無だ。

特にほかの歌番組には喜んで出る人たちが、紅白を辞退するということで、何か自分にハクでもつけようとしてるんじゃないかと。もうそれがかっこ悪いんだが、ならそれをはっきり言えばいい。「紅白出るとなんかダサい感じがするから」と。結局そういうことだろ?
そう言わないのはあわよくば、たとえば、五輪のテーマ曲だとか、ここぞと言う時にドキュメント番組を作ってもらえるからとか、そういう下心たっぷりで、ぶっちゃけられないという、小賢しさ見え見えだ。
まるで売れないミュージシャンが取り巻きのブサファンにマジ告白されて、すっぱり断らず「ありがとう」でのらりくらりとやり過ごしてるみたいだ。

NHK側が、ミスチルさま出てくださいまして的な姿勢だけど、ミスチル側としたら、ちょっとほっとしたんじゃないだろうか。デビュー10周年も15周年も通り過ぎちゃったし、あーそろそろ断ってる理由が苦しくなってきたよぉってところに、北京五輪というきっかけをくれたのだから。渡りに船、鴨ネギって思ってたんじゃないか?

アッコの煽りがあったせいか、単なる私のエコヒイキか、
どちらにしても、Mr.Children、大変よいタイミングで一抜けしたね、と思った昼下がり。

もっとどうでもいい話すると、羞恥心やらポニョだすなら、DAIGOくん、出してあげてもいいのにね。今年以外もうなかったよ。無慈悲な。