fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

混ぜるな危険

好きな食べ物を3つあげるなら、梨とあなごとたまごサンド。
けれどいくら好きでもこの3つを鍋にぶっこんでぐつぐつ煮込んだりはしない。
そこまで馬鹿じゃない。

東野圭吾、好きだ。
宮藤官九郎、好きだ。
二宮和也、好きだ。

この3つを混ぜたら、まずいわけがないなどと、
甘い考えを持った私はやっぱり馬鹿だった。

流星の絆」を来週も見る確率、45%。

原作未読につき、比べてどうのこうのとは言えないが。

必要か?あーゆーおふざけは、必要なのか?あの物語に?
あれがクドカン脚本じゃんって言われたら、その通り。
あれがクドカンだし、あれが好きだ。
けれどクドカンならではのくだらなさのせいで、物語の本筋がわからなくなってしまう。
何がしたいのか、どこへ行きたいのか、もう、事件のほうじゃなく、ドラマ自体が迷宮入り。

思い出したように後半シリアス路線に軌道修正してたけれども、
来週の予告を見る限り、もしや毎回このパターンか?きついって。
二宮くん演じる長男も、両親を殺した犯人への復讐心だけで生きてきた孤独な兄かと思えば、妹のために異常な執念深さでキモキモストーカーまがいなことをしてしまう、変わり者のお兄ちゃんに突如豹変したりして、キャラ設定がブレブレで、二宮くんの演技力など埋没、崩壊、もう悲惨な状態だ。
演技力といえば、三浦友和の飄々とした刑事も、あのドラマの中にこれ以上置けば、ただの不謹慎なおふざけになりつつある。

クドカン脚本の良さが出れば出るほど、悪い方へ悪い方へ、裏目裏目

あとさ、中島美嘉の挿入歌、音量でかすぎ。売り出したくて仕方ないのはわかった。本人も出るくらいだからもう必死なのもわかった。けれどこの作品でそれをやられると、もう、怒り心頭である。

総じて、東野作品をクドカンにやらせる必要性も、そこに二宮くんをのっける必要性も、
まったく見当たらない。
それどころか、お互いがお互いを殺し合い、
東野×クドカン×二宮=0、いやもう、マイナス。

それとも実は原作にもあんなコントまがいのおふざけが織り交ぜられているのだろうか。
やはり、これは、一刻も早く、なけなしのツタヤポイントを使って本を購入するしかない。
ブックオフにないかなぁ。