fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

Bのファン、Mのファン

妹に頼まれていたので、B'zの最新ベストアルバムを取りに行った。
ら、B'z特製BOXを差し出され、クジを引いてくださいといわれた。
クリアファイルが当たった。
渋谷ではトレーディング歌詞カードみたいなのが無料配布されたらしい。

この人たちのサービス精神には、毎回、感心させられる。

妹は一身上の都合で、私の名前でB'zのファンクラブに入っている。
そうなると私のところにB'zさんからいろんなもんが送られてくる。
妹の了解を得ているので、開封してみると、これがすごい。

会報がすごい。
情報量が盛りだくさんで、読み切るのに一苦労だろう。
しかもちょっとした写真集的な感もある。
金がかかっている。

グリーティングカードがすごい。
あけおめ、メリクリは、もちろん、バースデーカードが凝っている。
もらって、ふつーに、うれしい。
あたしの誕生日は誰よりも先に、B'zさんが祝ってくれる。
飛び出すカードとか、もうそら金がかかっている。

何より、突然の贈り物、というのがすごい。
前にも黒い物体が送られてきた。ビデオだった。
おもしろいものだった。

そして、今日も突然、黒い袋に入った物体が送られてきた。
DVDだ。
妹渡米中につき、いくらなんでも再生はできないが、早く見たい。

ともかく、
ファンじゃない私がこんなにこのファンクラブから送られてくるものにわくわくするのだ。
ファンなら尚のことだろう。

妹がB'zのライブに行けないことはこれまで一度もない。
ファンクラブ先行にはいくつか希望を出し、
その中のどれかのチケットがあたるようになっている。

何がいいたいかというと、うらやましい。
何と比べてうらやましいかというと、ミスチルのファンクラブと、だ。

私は3年くらいでミスチルのファンクラブを辞めた。
おいしいことなど、いっっっこもなかったからだ。

送られてくる会報は、はぁ?だ。
どっかのチケット屋の会報みたいな、ちゃちーもんだ。
グリーティングカードなんて、記憶にない。

それもこれも、なくたっていい。
なんで会員になったかって、ライブのチケットのためだ。
それが、それさえも、ないのだ。
ファンクラブ先行とは名ばかり。
結局やってることは、一般発売の先行の先行というだけ。
電話でエントリーし、しかも一公演一会場のみ。抽選にもれたら、はいそれまでよ。
結局、一度も、私はファンクラブ先行にあたったことがない。
ネットを見ると、そういう人たちは多いようだ。

よい席はオークションやらに流れる。
いや、オークションに流れるならいい。
私は一度、何の苦労もなく、前から4列目の中央の席になったことがる。
フジテレビに知り合いのいる人がチケが余ったといって回ってきたのだ。
ありえぬ。
結局こういうところにチケが流れているのだ。

ぶっちゃけミスチルはあまりファンを大事にはしていない。
というか、まぁ、これまでの桜井さんの言動を見ると大体わかる。

小さいハコでやってチケットが取れなかった人に対して
「まぁそれは仕方ないということで」というようなコメントをしたり、
ミスチルをまだあまり知らない人に向けて歌を作っているというところがある」
というのもあった。

彼の中のファンの位置というか扱いがそういう感じなのだろう。
それは多分売れない頃からそうだったのだと思う。

B'zは、
売れたからこそできるサービスというものをファンに対して惜しみなくする。
彼らが売れ続ける理由は固定ファンを飽きさせないところにある。

ミスチルは、
売れたからこそもっと広く多くの人に自分たちの歌を聴いてもらうことに特化する。
彼らが売れ続ける理由は固定ファンにとらわれないところにある。

どちらがいい悪いというわけではない。
それがそれぞれのアーティストのやり方であり、スタイルであり、
それもひっくるめて、ファンがつくのだ。

私はミスチルを選らんだのだから、甘んじて、今後もB'zファンを恨めしく思おう。

B'zとMr.Children
一見、両極の歌を唄っているようだけれど、
妹の影響もあり、結構B'zをたくさん聴いていて、思う。
結局、桜井さんもB'zも、伝えたいメッセージの根っこは同じで、
2バンドが売れ続ける最大の理由は同じだということだ。

音楽に対する誠実な姿勢。

この2バンドが売れている限りは、
日本の音楽もまだまだ捨てたもんじゃないなと安心する。