そして見慣れた風景の中で
あの日君に言いそびれた言葉を
もう一度かみしめてみる
昨日の帰りはとても遅くて、その上、電車も遅れて、家に着いたら今日になっていた。
夜道を、山崎まさよしシャッフル流して、のんびり歩けばなんとか涼しかった。
きみが浮かんできて、きみのことを思い出しているみたいな感じになったので、
ということは、少し忘れていたのかと、安心した。
昨日一緒にご飯を食べたおねーさんに、どういう人が好きなのと訊かれ、
あーだこーだと答えているときも、実はきみのことを浮かべていた。
山崎まさよしシャッフルから流れてきた次の曲は、
“もう一度、もう一度”と祈るような歌だった。