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everywhere I'll go

ノンカロリー作品

そんで観た、ポニョ。

感想。
1、ポニョ、かわいい。
2、色、きれい。
3、・・・・ポニョの妹、かわいい。
以上。

会社のジブリバカたちによると散々です。
ジブリの汚点」「観なくていい」「ハヤオどうしたんだ」「あれじゃDVD買えない」・・・。

ちゅうか、会社のジブリ教率99%で、それもそれでキモいんだが。
で、残りの1%の私から言わせてもらうと、
これまでのハヤオ作品の中でいちばん腹が立たなかった。

ともかく、ハヤオの描く女子が嫌いなのだ。
で、ポニョも、これまでの女子たちとなんら違わず、
彼女のわがままに多くの人たちが大迷惑を被ってゆくんだが、腹が立たない。
だって魚なんだもんよ、あのこ。魚じゃぁ、仕方ないべ?
そら、感謝とか控えめとか義理とか恩とか、そんなん、無理だよ。
だって、魚だっつぅんだもん。
たたきにしちゃうぞーとかって怒ってもピンとこないしょ。

これまでのハヤオ作品、嫌だ嫌だっていいながら、
きっと何かあるのかもしれないって淡すぎる期待を胸に、
ちゃんと全部観て、ちゃんと片っ端からことごとく、キモチ悪さだけが残った。
M・ナイト・シャマラン作品を観た後みたいに、不安定な意味不明さ。
「え、え、ええ、だから、なに?」っちゅう。
「あー、はいはい、言いたいことはわかる、わかるけどさ」っちゅう。
「大げさじゃね?」っちゅう。
「つか、主人公が人として嫌いなんだけどその前に」っちゅう。

ポニョにはね、何もない。無害。
いや、あったよ、深読みすりゃー、お得意の自然破壊だとか、自然との共存とか。
しかしながら、セリフやお話やキャラ設定、全てが、薄っぺらい。
いや、やっぱり、何もない。
「ポニョ、そうすけ、好き」って、あるでしょ、あれだけ。
ただただ、それだけのお話。
山も谷も意外性も謎も、どこにも、誰にも、なにもない。
だから、あたしなんかにしてみたら、
そーかー、好きなんだー、かわいいねー、よかったねー、ってそれだけ。
それだけで、いいんだよねって、安心できる作品と成り下がった次第。

ただただそれだけのお話をお金出して長時間もひとっところに座らされて・・・
って、考えると腹が立たないわけでもない。

こんだけ散々っぱら忠告されてもなお、この作品を観に行くっちゅうなら、
映画館出た後は深い思考は禁物。
みた!かわいい!よし、メシ!ってくらいにしよう。

体育館とか公民館で無料公開するくらいがジャストサイズだったんじゃないかと。