fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

くるみはいない

 良かった事だけ思い出して
 やけに年老いた気持ちになる

昨日の晩は結局あらびき団とか見ちゃって1時過ぎに床についた。
目が覚めたら3時40分。胃が痛い。薬も効かなかった。
寝ないと。と唱えれば唱えるほど、眠れなかった。胃が痛いし。
5時近くになったあたりで寝るのを諦めて、うっすら明るくなったカーテンを見ながら、
ぼんやり嫌なことばかりを考えた。

まず会社のとなりのオババの嫌さ加減を計ったら、いーやもう辞めよう、とか。
あんなやつのせいで辞めるの悔しい、とかってならないなぁ、とか。
きっと若い頃も、ずっとこれまでも、なることはなかったなぁ、とか。
「今の自分を励ましてくれるのは過去の自分しかいないんだ」みたいなこと、
テレビスポットで武田鉄矢が言ってたなぁ、とか。
過去の自分かぁ。励ます余裕なんてアイツにあんのかなぁ、とか。
そしたら過去にさかのぼり過ぎて小学生の頃までいっちゃって、なんか泣けてきた。
そしたらまた最初に戻って、会社やだなぁって、なんか泣けてきた。
会社嫌で泣くってなんだよそれって、一層泣けた。
‘ねぇ くるみ’というフレーズが頭を巡って、もう止めどなく泣いた。

支度を始めなきゃいけないって時間の20分前に眠気がやっと襲ってきて、
うつらうつらしたところでケイタイのアラームが鳴りました。
こうやって今日という一日は始まりました。