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everywhere I'll go

右京>古畑

どうなんだ、Wコウちゃん出まくりの巻は。出すぎだろ。

小6ん時に回ってきたサイン帳の好きな芸能人欄に「佐藤浩市」と書いてた頃から
なんら変わらぬカッコよさは好しと。

ただあぁ出まくりしゃべりまくられると、食傷気味。
こうなると、めがねのおっさん三谷幸喜に憎しみさえ沸いてくるわな。
そんな宣伝しないと客が入れられないのか、そんな自信がないのか、必死か、と。

古畑任三郎、好きよ。大好きでしたよ。
松本幸四郎の回、ラスト近く、あの使用人の発した言葉に大笑いしたし、
津川雅彦が犯人(未遂)の回なんて、何回見ても泣ける。
でも、やっぱり、終わるだけあって、最後の方は尻つぼみだった。
今度TVでやるみたいだけど、最終話の松嶋ナナコちゃんの回なんて、
やらないほうがよかったんじゃないかと思うくらい、しょぼかった。

もう書けないだけだったんじゃないかと。

ラヂオの時間、みんなの家、観たけどもね、あれですよ、面白いですよ、クスっと、笑うですよ。
でも、内容ぜんぜん思い出せないし、また観たいかっつうと、ないもの。
それに、三谷ブランドに群がってくるのか、役者が有名どころばっかで。
ザ・マジックアワーの予告観るたび、めまぐるしく有名役者が画面に溢れて、胸焼けして、それだけ。
観たいと思わないもの。
実際観たって人の感想も「すごい役者さんたちがたくさん出てて」ってそれだけかいと。
ともかく役者でもってるようなところがあって、まぁ彼は脚本をあてがきすることが多いらしいから
それぞれの役者の持ち味をフルに利用できるって才能はすごいのだろうけど。
お話は大したことないよな。

昨日の古畑久しぶりに改めてみたら、面白いのは、今泉くんだよな。西村雅彦だよ。
やっぱ大した、それほど大した、話じゃない。

いや別にさ、重厚な社会問題だとかを背景にやれと言ってないし、
つかそんなの三谷作品に求めてないし。
ただ、大した話じゃない話に大笑いして、ひとクセもふたクセある登場人物たちが、
話が進むにつれて、彼らの謎や複雑さの糸がスルスルほどけていくような、
それで結局、こいつ根はいいやつなんだよ、ってホロっときて、ラストはやっぱり笑って終わるって、
たしかそんな印象だったんだよなぁ、三谷作品。合い言葉は勇気とか、王様のレストランとか。

まぁそれに、最近、相棒にどっぷりなんで、そのせいも多分にあるとは思うんですけど。
比べちゃないけど、どっちっちゃぁ、相棒です、と、今はきっぱり答えるよって、それだけの話。
相棒のほうがきっと面白いから、まだ映画やってるから、そっちを観ろって話。