「戦闘服よりはブレザーがよく似合う」
浴びせられた最終の嫌みが胸をえぐる
明日は次んとこの面接あるだろうからこことは今日でおさらばちゃーんと思って私物をこっそり撤収してきたのに面接は来週になってしまってもうがっくりこの上なし。
「あなた足踏みましたよ」とミスチルを聴く高性能イヤホンの隙間から聞こえた。
「あなたは足を踏んでも何もいわないのか」と今度は肩を叩かれたが私はもうこの駅で降りるしミスチルに夢中だしさようなら。
おっさんさぁ、そんなこと、あたしは何万回もありましたよ。
おっさんはさぁ、初めてだったのかい？足を踏まれて謝られなかったこと。
おっさんだったらねぇ、あんたはもう満員電車なんかに乗らないほうがいいと思うよ。
と、こんな人間のクズでも映画を観て泣く権利は与えられている。
初めてお一人様映画館で観た作品。その映画館もとうに潰れた。
昨日DVDで何十年ぶりかに観た。やっぱり好い映画だ。観終えてからの後味好し。痛快。
友と希望とお金があればどんな人生もなんとかなるのかもしれないと思ったし、
そのうち２つ持ち合わせない私のこんな人生はどうにもならないとも思った。
友つっても、こちらの一方的な言い分だからヘタしたらひとつもないのかもしれん。
そいえば、きみに好きな映画は？ときいた時、言いにくそうに、バツ悪そうに
「んー、まぁ“ショーシャンクの空に”とか・・・」と答えてた。
なんで言いにくそうだったのかな。あまりにベタでかっこ悪い感じになるからかな。
あの頃のあたしは、きみがあそこで「エルム街の悪夢」と言ってたとしても、
きみに猫夢中は相変わらずだったよ、きっと。
明日かぁ。
めんどいなぁ、何させられるんだろう。明日で最後になりますように。
最後ってね、この労働のめんどさは、バージョンが変更するだけで、生きてる限り続くのである。
めんどいっちゃあ、docomoのCMの成海なんたらってあのこ、行きたい路線はわかるけど、ただただ、ぐーたらのめんどくさがりーな女子にしか映らないのだよ、あの暑苦しさは。残念でした。
あーもう、めんどい。
早く、カウントスリー、やっちゃってレフリー。
タオル投げ入れも可。
