「ぼくと思うひとー、ぼくと違うと思うひとー」
殺人犯の隣人がこんな雄たけびを耳にしたそうで。
ウケたわ。朝の15分はこれで何回か思い出し笑いして切り抜けた。
部屋でひとり、こんなこと叫んでる画がもうそら、あほまるだし。
でもあれよ、叫ばずともあたしなんて年がら年中よ、こんな自問自答。
だから絶対人を殺さないと簡単には言い切れないのね、岡田くんに倣うと。
わけもなく人を殺す人間には嫌悪しか抱かないけれど、それをやった気持ちはわかる。
ずいぶん物騒だな。
おやじが入院したので家の空気がせいせいしている。
妹が週末カラオケに行きたいと言うので行くけど、
おやじが入院したんだよ妹よ、知ってるよな、ね、ならいいんだけど。
やはり物騒だわ。
物騒な想いを巡らせて、それが途切れたら、
このツラさげて、きみにまた会ってまた恋を始めたいと、これまた物騒の上塗り。