fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

ALONE AGAIN

もし僕がこのままずっと 辛い日々を過ごすなら 考えてた事があるんだ
塔にのぼって 身を投げるのさ そうすればわかるだろう
絶望がどんなものか
やじ馬が騒いでいる “かわいそうに” “捨てられたのさ”
やがてみんな去り
僕はひとり
また孤独に戻っただけさ

Alone_again

あしたの、喜多善男」第1話。
ジャズバーのシーンで流れていた聞き覚えのある歌。
画面にこの訳詞が流れて、釘付けになってしまった。
全ての歌詞をみたけど、最初から最後まで、メロディと反し、一貫して、ただつらい。

こんなつらい歌が日本では車のCMやら何やらでご陽気に使われてて、
どうせ歌詞なんてわかんないからってことだろうけど、おかげで耳を通り過ぎてたじゃないか。

昔々の誰かはどうしてこんな歌を作ったんだろう。
時を超えて、国境を越えて、廻り廻って、こんな小さな一庶民に纏わりついてくる。

人はひとりで生まれて、ひとりで死んでゆく。そんな孤独な人生に音楽は寄り添うようにある。
と誰かが言ってたけれど、
結局ひとりなんだよと、当たり前のことのように、なんのことはないように唄うこの曲に、
何より今、少し救われる。