fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

かなしんじゃやだよ、なんて言ってみたかった

父がガンで死んだと思ったら、妹が肝臓がんになった。
これはすっげーどうでもいいことだが、他人に話すとなんともいえない顔をしてくれるのでネタとしてはいいと思う。

やっと桜井が動き出したと思ったら、サッカーと音楽の融合とか言い出した。
これは他人にとって心からどうでもいいことだが、私にとっては死活問題であるが、やっぱり本当にどうでもいい。
武道館も当たってしまったが悪い冗談でしょとスルーしといた。

悪い冗談といえば、私はまだ、ショウガイジ持ちの男と付き合っている。
ショウガイジは15歳なのに6歳の知能しかないのだそうだ。
30歳で12歳、40歳でやっと成人を越える。
健常者世界でいうというと、あと25年。
42歳プラス25年は67歳、男は70歳。
のときに、初めて、一緒に住めるわねとあたしが言うと笑っていた。

笑えるのもいまのうち。
男の母親が今面倒みているが、あと5年は持つまい。
そしたら、あたしがやってくれるさと、おもっている甘い男は。

ぞっとする。日々、ホラーだ。

ぞっとするホラーは他にも思い当たる。

私はまた新たな別のおかしな男のことを考えている、ここ最近。

もうどうでもいい。
どうせ死ぬ。
死んで焼かれて骨になって身も知らぬ焼き場のパートのおっさんの手で粉々に手で押し潰されて箱に入れられる。

まぁ焼いてくれる人もいないわたしの場合。

前に貼り付けた漫画。
最期に「死んじゃやだよ」と誰かひとりに言われる人生をこんなに眩しく思うときがくるなどとは。
誰も「かなしませる」こともない人生がこれほどまでに無意味だとは。

だからとにかく私は好きに息をするこれまでのように。

ひとりだ。