fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

あきらめの夏

サザンのあとに久保田をテレビで見て、納涼だ。
花火より、打ち水より、冷えピタより、納涼だ。

そういえば、なんか、桜井、新曲出してたような。
なんだっけか、タイトル全く浮かばぬ。
4回くらいユウチュウブで聴いたけど。律儀にも歌詞追ってあげたけど。
「それ、どこかのだれぞのゆとりバンドでも唄いそうな、つか唄ってたよね」的な。
サマソニ用にでも作ったのかしら。
老体に鞭打ち大怪我するパターンですか。
てかサマソニて、きもちわるいよもう。
営業妨害の相打ちと承りました。

せっかくapbankfes解散した夏なのに。
おだやかな熱風を感じられそうだったのに。

生きている理由がありません。
いや、まちがいた。
死なない理由がありません。

長野の友が夫と店でせかせか死ぬほど忙しそうに働くのを横目に日本酒をかっくらっていたが、じわじわ、翌日、高速バスの中で、あれはかなりうらやましい光景ではなかったかと思い始めたら、異様に我がの惨めさが身に染みてきた。

桜井もあんなテイだし
やっぱり
死なない理由がない。
もう、新しい良い歌なんてアレからは聴こえない。

昔々外国の王子の結婚式を見て
でその嫁が息子を生んだのを見て
でその息子が結婚したのを見て
でその息子の嫁が子供を生んだというニュースを最近見て
気が遠くなった。
どんだけ見届けちゃってるんだあたし。

長いでしょ、もう、生き過ぎでしょう。
歴史です、化石です、まさにシーラカンスです。

父親が末期ガンで170センチの身長に体重45キロという数字をたたき出した。
「うらやましい」と私が言うと彼は苦笑していた。
という微笑ましい家族エピソードを友に話すと
「そんな娘を残してそりゃ死ねねーわ」と飲み屋のテープルで突っ伏していた。

正直ちょおめんどくさいことになっている我が家。
ファザコンの妹が超絶めんどぉくさい。
「知らん」と一言で片付けたい。
すべてからその一言で逃げてしまいたい。

「Woman」いいよね。
コハルちゃんが母親を見る、あの目つきがいいよね。
母親がコハルちゃんと話す、あの声のトーンがいいよね。

ろくでもない母親ならいないほうがいい。
ろくでもなさを自覚していて、子供ができちゃったとして
「子供ができたからあたし、変われる、変わった、母親だもん」
みたいなことで、ダラダラうっかり育ててもらっても、その子供の行く末は知れてしまう。
潔く、捨てて欲しい。
「あんたたちがいたから離婚できなかった」とかしっかり口に出そうが出すまいが
もうろくでもない母親にそばにいられたら、子供にそれは放射能のより降り続ける。
どういう方法でもいい、もう、ドアにメバリして合コン行ってくれたっていい。
そんな母親なら、捨ててください、くれれば良かったのにと、
あの二人の母親を見ていると思う。
うちの親子を見てると思う。

ともかく我が家は今ここへきて家族ごっこに躍起になっていて
死なない理由を見失った私にはずっと生理痛くらい厳しい夏。
1000年に一度の猛暑なんてどうでもいい。そんなに生きてねぇっての。
一生に一度の酷暑にしてください、こんな夏は。