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everywhere I'll go

愛すべきベタ

毎日ミスチルを聴いている。

タイタニックは映画館に8回見に行った。

下手なケーキよりローソンのロールケーキを心底美味しいと思うし、直近大声で笑ったことはジミー大西朝日新聞号とカンチョクトとMXテレビの水曜どうでしょう。泣いたのは、

泣いたのは、ついさっき。

いわゆる私の趣味趣向ベっタベタだ。

だから、ついさっき、金八先生を観て泣いた。

金八シリーズ、なんやかやと、全部観て、全部泣いていた。

なんでか知らないが泣く。

金八が泣けば、百パー、泣く。

とりあえず、今日泣いた理由は、あまりに金八先生が年老いていたからだと思う。

生徒たちは見る影もなく、変わり果てていたからだと思う。

卒業生たちがみんな、「金八」や「3B」と口にすると涙ぐんでしまうのは、金八先生がいなくなるからでも、この番組が終わるからでもない。

長い長い年月がずいぶん経ったのだなあ、と。

あの頃にはもう戻れないのだなあ、と。

わかりきったことを思い知らされてしまうからだと思う。

戻りたいわけではない。

ただ、あの頃があったということと、現在が今ここにあるということを確認して、ああ、戻れないのだなあと。

そして泣く。

どうしても泣いてしまう。

金八先生を中学生で観たことはない。再放送やらで、必ず私は少しお姉さんやおばさん立場で観ていた。

だから私は泣いていたのか。

わからない。

とにかくなんか知らないけど、あの、不細工で変なおっさんが、一生懸命に怒り笑い説教して誉めて怒鳴り優しくして、そしてより一層不細工な顔で泣くと、こっちも泣けて仕方ない。

仕方ない、ベタな自分が、あまり嫌いではない。

私は、そういう世代でよかったと思います。