倉本聰のドラマ、あまり好きくない。
「北の国から」なんて1話も見てない。30分ももたない。
「やさしい時間」も「拝啓~」も、二宮パワーをもってしても2話まで。
宮崎駿の好さがわからないように、この倉本作品の好さも一向に理解できない。
しかし、とうとう今回の「風のガーデン」、全部見切る勢い。
好い。
おっさんおばさんおじーおばーばかりの寂れた町と
瑞々しく、生命力溢れたルイとガックンのいる美しいガーデン。
二つの存在が両極で、方や一層悲しく、方や一層眩しい。
倉本作品に、初涙。信じられない。
旭川がふるさとのきみと、このドラマの話をしたかった。
「北の国から」を力説していたきみに、ただぽかんとしかできなかった私。
あの頃は、こんなドラマが放送されることも、きみと会えなくなることも、知らなかったから。