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everywhere I'll go

「誰も知らない泣ける歌」を見た

よせばいいのに。

なんか予告で桜井さんが唄ってたけど、まぁVTR流れるだけだしな、と風呂に入って、出てきたら、次は櫻井和寿で「糸」とかって言うからさ、まぁ、スルーするのも何だし、とりあえず見た。

で、やっぱり、よせばよかった。

まぁーひどい番組。来週からレギュラー放送だっつんだから。
いい大人たちがよってたかって、時間と労力と金をつぎ込むっつんだから。物好き。
西田敏行もくりぃむ上田も別にいいけどさ、あの番組は、ない。

「恋をしている女性が聴くと必ず泣ける」というキャッチフレーズまでつけられちゃって。
あぁ?恋してなかっても、泣けるっちゅうねん、あの唄は。
100歩譲って、そういう理由で聴いてる人が、90%だとしてもよ、
それをいちいちナレーションして、しかもこの詞のこの部分がいいのよ、なんつって説明して、さぁ、ではその歌を聴きましょう、とりあえず照明を落としましょう、芸能人の皆さんも一緒に泣きましょう。

って、なんすかそれ。
唄えるかあほ。聴けるかぼけ。

小さな一部屋に入れられて、怪しい布団やら、健康ドリンクやらを高額で売りつけてる画となんら違わず。そんな小部屋で、櫻井和寿の熱唱は空しく薄っぺらく消えてゆく。

しかも、昭和のカラオケに流れた資料映像みたいなのが突然インサートされたり。
しかも、2番をつまみやがった。あの歌は2番がいいんだっつーの。
いやフルコーラス流して、それから、せめて、泣け。布団を買え。

好い歌に、「好い」の理由も、「好い」の説明も、いらないし、つけないで欲しい。

「この歌は私の大切な人がぁ」とか、「あの歌はちょうど私がぁ」とか、そういうエピソードはカラオケボックスでお友達とヤンヤやるか、ブログで個人的につぶやいてください。

あれは何番組になるんだ日テレ的に。
まさか歌番組じゃねーよな。
まぁ、いいですよ、毎週やったらいいし、欠かさず見たらいい。
けれどもう二度と、櫻井とかミスチルとかには触らないでください。

誰に知られても、この番組にだけは知られたくはないよ、知られませんようにと、願い仰ぐ秋の空。

櫻井和寿、思わぬところで大けがの巻。