いちにを争うほど、へんな会社である。
○朝礼で、なにやら唱和。かとぉけぇ家訓、みたいな。
○毎朝5枚の紙切れを5人に渡すが、順番が決まっている。ほんぶちょー、ぶちょー、なんたらーの順。どんなに席が遠くても、非効率的であっても。
○喫煙時間は11時と15時。おっさんもおねーちゃんも一斉に。
○定時10分前、カネが鳴る。お掃除の時間だそうだ。雑巾を片手に動き出す一斉に。
刑務所か。いや刑務所のほうがましか。
本日初日。にもかかわらず「会議に出て議事録を作って」と。
はぁぁ?!作ったことねーし、知らない言葉ばっかだし、つか誰の名前も知らねーし。
とは言わないが相当な表情だったのか、「さっきの議事録の話し、今日はなしで」と。
“今日は”?てことは“いつかは”てことか?つかあたし入力で契約してんすけど。
どこまで我慢して、どれを主張して、何を妥協すべきなんだろう、人間として、大人として。
みんな働いていた。辛くても、納得出来なくても、その上、税金年金搾取されたとしても。
生きるためとは言え、やっぱりそれだけではやっていけない。
それだけにしちゃぁ、あまりに過酷だ、あたしだけじゃないでしょ、そうでしょ。
だからみんな家族や恋人や友達を作り愛され愛してそうやって、不平不満とトントンにしてるんだ。
それが生きるということで、働くということなんでしょ。
知らなかった。
どうしてどっかのタイミングでちゃんと教えてくれなかったのよ誰か。
ひとりである。何かを堪える理由がひとつもない。
怒らない、食べない、辞めない、泣かない、とかする理由がない。
ひとりで倒れたら、ひとりでのたれ死ぬだけ。
どうして生まれてしまったか。