あの時 あたしが選んだ道の端は
途切れて 見えなくなってしまっても
朝起きて頭痛がして電車の中でも頭痛が続いて会社でＰＣを触ると頭痛は激痛に変わり、吐き気と悪寒も追加された。そこからは３０分おきにトイレへ。吐く。吐く。吐くものもないのに、ひたすら吐く。
出社初日になんだこのハケンは離席ばかりで。うっせ。私はWordなんてできねーんだ。聞いてねーんだ。ハケンのみんながみんな大前春子じゃねーんだ。３日間の短期だどうせ。そんで来週からはもっとおぞましい仕事が待ち構えてんだ。
と、片隅でちらりと考える余力もないまま、激痛、吐き気、寒気と戦う８時間。なんとか定時になって、冷たい風の帰り道、ゲンキンなもんですべての苦痛が和らぐ。
暗く曇った空とねずみ色になった三日月を見上げるほどの余裕ができた時、
きみに会いたいと心の奥から涙が滲んできました。
