fake_BOOTLEG

everywhere I'll go

怒りは筆をすすませる

さみーなおい。

最近やんわりじんわり腹ワタが煮えくり返ってきそうな事柄がありやして、
沸騰する前に、比較的まだ穏やかなこの時に書いて抑えてしまおうぞ。
そいやー今日面談で自己PRの欄に「穏やかな性格で」とか書いたな、すらすらすらと。
嘘ハッピャクはお手のもので。

で、なんだっけ。

Tp

ちょっとめぇに、もうそれこそ去年の12月くれぇまでは好きだったバンドがございやして。
4年くらい好きでしたなぁこの飽きっぽいあたしが。メジャーデビューしてるけど、売れないバンドで。
売れないバンドを好きになるのは、あれが最初で、これで最後にしよう、と誓いをたてる今日この頃。

なして興味を持っちゃったかっちゅうと、昔から大好きな某バンドっぽかったから。
とにかくボーカルの声が似てる。で、歌い方も似てる。でもね、なんか歌がそれでも良かったのよ。
またLIVEがよくて、なんだろうね、この歌届けー!というね、純粋な若者の声と汗と魂が感じられたのね。いつかはブレイクしとくれねーと。
しかしね、どうもこうも売れないバンドのファンってぇのは曲者が多いのね。きもかった。だからここでもバンドの名前が出せない。おっかねーし。ほんっと。
とにかく売れないーずなので、ライブ何回もいってりゃぁ、そら、バンドマンたちに名前とか顔とか覚えられる。で、ま、見るからにおばちゃんな私に、むこうさんも安心して話しかけてくる。
ちょっとしか交わさない言葉が積もり積もって12月、こいつ、特にこのボーカルにしてソングライティングを担うこの男、相当性格が悪いんでないかと。
と思い出したのが先か、よくわからないのだけど、LIVEで唄を聴いても何も感じなくなり、しまいには、
CDさえ聴かなくなった。それはそれは急降下。
しかしね、うちの妹くんが、当初よく一緒にLIVE行ってて、久しぶりに観たら「なんか歌い方変えたり、なんつーか、何も響かないし、一発当ててやろうってことしか伝わってこない」という捨て台詞。
まぁあたしの心変わりも間違ってなかったのかなと。あたしのせいじゃないもんねー、と一安心。
で、もう今年に入ってというか、年末のカウントダウンLIVEも行かずで、幕を閉じたんだけども。

しかし、ここへ来てよ、奥さん。ネットで大騒ぎ、というか前よりすごく騒がれ始めてる。
有線でもよく耳にする。それは大型なタイアップがついたからに他ならない。
この新曲が、これがまた、このバンドの曲中1、2を争うあたしの中でパッとしない曲。
しかししかしこれで、名曲だの泣けただのってヤカラがわんさか。
どうなってんだ?
しかも100パー「某バンドっぽくて」って了解の上で「良い」って、どういうことよ?
まあたしもそうだったんだけれども。それをさっぴいてもーだ、今の歌はパっとしねー。
つか・・・えぇ?そぉんなに良い歌かぁ?
もっと良い歌、これまでこのバンドにゃぁ、いっぱいあったっつーの!わっかんね。

まさかこれでブレイクするのか?しちゃうのか?
じゃあ何か、タイアップつきゃーなんでも売れるのか?
つかそれで売れていいのかきみたち?売れりゃぁいいのか?

と、よく考えたら、このおバンドさんたちおavexだったんだった。
「なぜにベックス?」と当初は謎だったが、そうか「だからベックス!」と今なら納得。

恋は盲目と申しますが、のっけからスキスキーっつって入る恋は大変危険です。
入口付近の黄色信号や、看板に書かれた「注意事項」が視界に入っても、
見て見ないフリをして奥へ奥へと突き進む。
そしてふとした時に蘇ってしまう。鮮明に。
最初に見た信号機の色も、看板の赤い文字も。
急いで来た道を戻って、これまで費やした時間と金を、今度は見て見ないフリをする。
あげく言う。「いい社会勉強になったぜ」と。

勉強ばっかしてっけど、実戦で活かしてちょーよ、そろそろ。